家庭の消費電力は全体の22%

雑感

昨日の電気の記事でかけている視点があった。
それは、部門別にみた日本の消費電力の割合だ。家庭の省エネでいえば、照明器具における省エネの効果はある。しかし、全体の割合からすれば、省エネの効果はかなり小さい。一方、オフィスや学校などでは、照明器具が占める消費電力はかなり大きい。LED化で効果が上がるのはオフィスや学校だ。
部門別の消費電力の割合を紹介しておきたい。

このグラフの出典は、おそらく政府のものだと思われる(出典が不明だった)。

これは、アイアス株式会社のサイトから引用させていただいたもの。出典は上記の標記のとおり。


家庭の照明の使用電力は、家庭の消費電力の16.1%程度しかない。照明をゼロにしても日本全体では3.5%程度の削減にしかならない。家庭のエアコンをゼロにしても5.5%の削減にしかならない。消費電力を抑えるためには、産業部門の省エネをおこなわなければ、節電効果は生まれないということだ。全体的な視野からみて、産業部門にLED電球や蛍光灯の普及をおこなうために補助制度をつくることが必要だろう。一気に促進するために補助率は70%というふうにすれば、LEDが爆発的に普及され、コストダウンが図られる。そうなれば家庭への普及も容易になるのではないだろうか。
関西電力は、昨年の夏も節電をもとめた。この要請に対し中小企業は非常に真面目に対応してきたようだ。勤めている方の話を聞くと涙ぐましい努力があった。このような努力に答えるためにもLEDへの切り替え促進は意味があるだろう。
昨日の記事の上に、このことを付け加えておきたい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明