トイレの水漏れ

雑感

自宅のトイレの水道のパイプのどこかから水漏れしているらしく、トイレ奥の8畳の入口にある戸の敷居に水がしみ出してきた。
これを発見したのが先週のことだった。
水道工事をいつも頼んでいるお店に電話を入れると、旦那さんがハコバンで駆けつけてくれた。
手洗いの下にある蛇口を止めたり、軒下に入って調べてくれた。
軒下は、ぼくのような小柄な人間でも、足を伸ばして、体を真っ直ぐにしないと入れない。廊下の真下に入るためには、四角い穴を通る必要がある。この穴に入るためには、腹ばいになる必要がある。旦那さんはぼくよりかなり背が高いので、這いながら入ると服が汚れたに違いない。
ぼくの事前確認では、基礎のコンクリートの一ブロックがじっとりと濡れていた。濡れている範囲は、襖戸一枚分だった。これでだいたい漏れている部分が特定できた。
相談した結果、「タイルを割って中を見てみよう」ということになった。
タイルを切り取ると、中からコンクリートブロックが見え、その中を水道の灰色いパイプが通っていた。
旦那さんが、懐中電灯を照らすと上の方からかすかに水がにじんできている感じがした。懐中電灯を当てるとコンクリートがキラキラ細かく光る。水が光りを弾く。妙に綺麗だ。
「水道のメーターを見ても動いていないんで、ほんのちょっと漏れてるだけやとおもうで」
光りを弾くコンクリートを見て旦那さんが説明する。
「なるほど」
心の中で相槌を打つ。
水道のパイプが下から上がって来ているので、下から立ち上がっている水道管をカットして、水を止めてみることにした。
「一週間、様子を見てよ。これで水が乾いてきたら上から漏れていたということやさかい」

「古いんでトイレのタイルと同じ大きさのタイルはないんよ。1センチほど小さくなる。同じ色のタイルもないかも知れない」
こんな風に言われている。築25年以上がたつとこういうことになるらしい。

一晩たったがまだ敷居はぬれたままだ。おそらくこれで水漏れは止まる。そう思いたい。懐中電灯で敷居を照らすことを何度も繰り返している。
わが家のトイレの神様は、どうも悲しいことがあったみたいだ。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明