ビブリア古書堂の事件手帖2

雑感

「ビブリア古書堂の事件手帖」2を読んだ。これで2冊目。本にまつわる話が面白い。さらに3冊目を読み始めている。
本の話を楽しくしてくれる人はいないかなあ。と思う。
この本に出てくる人のように、色々な本の話を豊かにしてくれる人に出会いたい。
こういう話なら時間を忘れて聞けるだろうなあ。

ときどき、1日に1冊ずつ本が読めたらいいのに、と思うことがある。本との出会いは、新しいことへの出発点になることが多い。本から得たヒントは、新しい世界への扉を開く、いわば虹の架け橋。

ビブリア古書堂に持ち込まれてくる古い本には、その本を所有していた人物の人柄やその本にまつわる物語が、まとわりついている。そんな風に言われてふり返ってみると、確かに本には色々な物語が詰まっており、さらにその物語を一つの媒介にして、人と人との物語が重なっている。

わが家にある本にも同じことがいえる。ものすごく書き込んでいる本もある。どんな状況のもとで読んでいた本なのか、記憶が鮮明なものもある。人から借りて読んで手元にない本もあれば、手放してしまった本もある。
20代に読んだ本にまつわる思い出には、恋の物語までくっついている。

色々なことが思い出されてくる。中学校の2年生の頃、ぼくは毎日2冊の本を小脇に抱えて学校に行っていた時期があった。1日に1冊半ずつ本を読んで、毎日1冊を学校の図書室に返却し新しい1冊を借りるということを行っていた。読んでいたのは、SF小説だった。新しいシリーズが入ったので、嬉々としてそのシリーズを借りて夢中で読破していた。
読んだ本の内容は、ほとんど忘れてしまっている。でも、読んでいた寄宿舎の部屋とか、一緒にいた友だちの顔とかが浮かんでくる。

こういうことを思い出させてくれる「ビブリア古書堂の事件手帖」は、なかなか面白い本だと思う。

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Posted by 東芝 弘明