安売り合戦の果て

雑感

事務所の帳票印刷(連続用紙)用のプリンターが壊れたので、ネットで検索した。
ない。
インクジェット式の連続用紙印刷用のプリンターは、もう生産されていないようだ。仕方がないのでドットインパクトプリンターを探してみた。長い間の変化の中で、連続用紙印刷機はシステム化されており、何百万円という世界になっていた。その一方でものすごく安いドットインパクトプリンターがエプソンから販売されていた。
口コミを読んでみると、機械が薄っぺらくて壊れやすいという指摘があった。
最終落ち着いたのが、沖電気のプリンターだった。

タワー型のパソコンがいる──電源を切ったら2度と立ち上がらないかも知れないというパソコンも買い換えるというので、物色した。
タワーはLenovo、液晶モニターは、LGエレクトロニクスのものにした。しめて5万5千円ぐらいだった。安いなあ。ほんと。

Macは、こういうものと比べると一線を画す価格設定になっている。
いい商品は値段を下げない。ほしい方は、商品にふさわしい価格で購入していただきたい。
これがアップルの商売の仕方だろう。中国で生産しているのも関わらず、MacBookProも商品としては非常に安定している。iPadも同じだ。

日本の電気産業が、大きな赤字に苦しんでいる。SONYの不振も大きい。パナソニックも薄型テレビで大きな赤字らしい。
なぜ、こういうことが、起こっているのかを深く知りたいと思いはじめている。簡単にこうだと言ってしまうと本質から離れてしまうだろう。
今日、ここに書くことは、印象論的なことであって、具体的な事実にもとづく深い認識ではない。
書く前に、以上のような言い訳しておこう。

安売り合戦の果てに、韓国企業などとの闘いに敗れて経営困難に陥っているが、その根底にはどうも技術の空洞化と言うべきような状況があるようだ。
電気製品の心臓部には、コンピューター関連の技術があるのは間違いない。しかし、この分野は、基本ソフトもコアな技術も日本は全くアメリカに歯が立たない。国産のソフトも小さい会社が生き残っているだけで、惨憺たる現状にある。
ぼくたちがパソコンを使い始めた24年ほど前、国産ソフトは、日本人が求める使い勝手のよさに答えるようにして、いろいろなソフトを開発していた。代表格は一太郎だったが、日本語入力ソフトでも松竹などがあった。Mac用の日本語ソフトも多かった。EGWordにEGブリッジというインプットメソッドもあった。

パソコンもNECの98に代表されるように日本の企業が、意欲的な製品を作っていた。今は個性のない商品群があるだけになっている。
アップルが、基本ソフトであるMacOSXとハードの生産にこだわり続け、10年越しの戦略にもとづいて製品を市場に投入してきたことと比べると、ここ20数年間の変遷は、まさに戦略のない近視眼的な対応の中で沈んでいったかに見える。
日本のソフト会社の育成とハード部門の連携で日本の仕様が世界標準になるような戦略が必要だったのかも知れない。

今日は買ったものをAmazonからピックアップしておこう。事務所の機器なので、ぼくの趣味ではないことも書いておこう。
[amazonjs asin="B00008B55W" locale="JP" title="OKI ドットインパクトプリンタ MICROLINE50HU ML50HU"]これは、80桁タイプ。買い求めた136桁タイプはもう一回り大きい。

[amazonjs asin="B0053U3ZD6″ locale="JP" title="7844Q7J ThinkCentre A70 Small"]画像がない。
[amazonjs asin="B005FSWMZ8″ locale="JP" title="LG Electronics Japan 21.5インチ、超解像技術、LEDバックライト、E2251VR-BN"]

国産でなくてもよくなってきた感じだ。


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雑感JP

Posted by 東芝 弘明