街はひっそりとしている

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午後、2時から日本共産党労働者後援会の職場訪問、要請行動に参加した。
宮井議員、東芝、県の労働者後援会のメンバーのTさんの3人で9か所、訪問した。
仕事中なので、封筒に入った文書を手渡しする程度の行動だったが、4時前まで時間がかかった。
4時から議会広報委員会が開かれ、一般質問の見出しの付け方について、議論が深められ、広報委員会の見解がまとまった。
夕方、県の農業農村整備課の職員から携帯に電話があった。30分近くの話になった。
話の内容が少しエキサイト気味になった。この電話がかかってきたので会合に行くのに10分遅刻した。
朝、雨が降っていたが天気は回復に向かった。
会合の帰り、笠田の駅前を歩いて帰ったが、町並みはひっそり静まりかえっていた。
にぎやかな町並みは、駅前にはない。
あんなにたくさんの店が並んでいたのに、次第に店が廃業したり、転出したりした。ここ30数年間の変化は大きかった。
中学生の頃は、6月から8月の3か月間、1の付く日に夜店が出ていた。中学校の中にあった寄宿舎に住んでいたぼくたちも、先生の許可を得て夜店に行かせてもらっていた。あの頃の駅前商店街は、そこに行けば何でもそろうほど、お店の種類も数も多かった。夜店が開かれるころは、街には賑わいと活気があった。
商店街は、商店街とは呼べなくなり、人口は次第に減少し、街の命の灯も静かに減少してきた。
540人ぐらいいた中学生は、200人程度になっている。笠田小学校の生徒も700人から250人ぐらいに減少している。
地域の商工業の衰退と農業の衰退、人口減少、チェーン店の進出と撤退、この変化に合わせて進展してきた高齢化の進行。少子化という傾向が指摘されているが、わがかつらぎ町の人口減少は、社会的な人口流出による過疎化という側面の方が大きい。
こういう現実を何とか変えたいと思っている。
今、相談に乗っている土地改良区の話も、根底には衰退していく農業の問題が横たわっている。改良区の本来の事業収入が減少し、目的外の使用である生活排水の受け入れに関わる収入が、改良区の収入源になっている。
ある改良区のケースなどでは、農家でない人々の支払うお金の方が本来の事業収入より多くなり、こちらの方に対する依存度が高まっている。
農業の再生を考えると、灌漑用水の維持は必要不可欠な事業になる。農家の経営を支えれば、次第に灌漑用水事業も改善されてくるのかも知れないが、ここまで農業が衰退してくると、再生の過程と改良区の経営に乖離も生まれる。一定の期間、国による支援を強化して土地改良区の維持・管理を改善していく必要があるようにも感じる。そうすれば、農業を行っていない方々への依存度を縮小することもできるのではないだろうか。
改良区に関わる問題は、なかなかすっきりと整理がつかない。


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Posted by 東芝 弘明