鶴亀老人会で話しました

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午後2時から中佐野の鶴亀老人会に呼ばれて講演をおこなった。話のテーマは、税金、医療、京奈和自動車道の3点だった。
30数人の人の前で40分ほど話をした後、話のキャッチボールをした。
老人会の方々は明るくよく笑った。
大増税の嵐が吹き始めている。
今年の6月には、住民税が7倍〜10倍に跳ね上がった人がたくさん発生した。朝日新聞が設定したモデルケースをかつらぎ町に置きかえて計算すると次のような状況になった。
夫婦二人暮らし:夫の年齢76歳 夫の年金額277万円、妻の年金額71万円 合計収入348万円のケース
●住民税 4000円→3万1200円、2万7200円の値上げ
●国民健康保険税 13万5800円→16万8000円、3万2200円の値上げ
●介護保険料 2人合計 8万6400円→10万7500円
 合計 平成17年度:22万6200円→平成18年度30万6700円
 差し引き8万500円の値上げ

所得がかわらないのに、負担だけが雪だるま式に増えているのが手に取るように分かる。
増税路線に大きく道を開いたのは公明党だ。03年11月におこなわれた衆議院選挙で、公明党は「年金100年安心プラン」という政策を掲げ、年金の国庫負担を引き上げるために、定率減税の廃止、年金への増税を主張した。選挙が終わり、04年の通常国会で、公的年金等控除の縮小と老年者控除の廃止が決まっている。住民税の高齢者非課税措置を廃止したのが05年の通常国会だ。定率減税については、05年度税制「改正」で半減を決め、06年度税制「改正」で全廃(所得税は07年1月、住民税は同6月)を決定した。これらはみんな公明党が最初にいいだしたもの。公明党の提案を自民党が受け入れ、自民・公明で法案を押し通した格好になった。
このような大増税をテレビは重視して報道しなかった。国民の知らないところで、世論も高まらないまま、法案はごり押しされた。
かつらぎ町でも5日間ほど、電話が鳴り続け、足を運んで話を聞きに来た人がたくさん出た。
非課税から課税になった人は、65歳以上の方で1210人程度出た(ほぼ20%にあたる)。かつらぎ町は、あわてて説明の資料をこれらの方々に封書で送り、問い合わせは少なくなった。
今日はこのような話をした。
真剣な表情で聞いていただいた。
こういうお招きと対話は、準備に時間がかかるがなかなか有意義だと思う。


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Posted by 東芝 弘明