岩手県の花巻から戻ってきて

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岩手県にははじめて行ったが、初日に視察を行い、今日は、ホテルを8時50分に出て、花巻から伊丹に飛行機で戻っただけなので、駅から金ヶ崎の役場へ行き、そこからホテルに移動し、ホテルから空港に行って戻ってきただけだった。
花巻は宮沢賢治の生まれ故郷だった。花巻駅のコンビニに宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の手ぬぐいとか、賢治のシルエットをキーホルダーにしたものとか、銀河鉄道の文鎮とかが販売されていた。
賢治直筆の「雨ニモマケズ」の色紙などに心が惹かれたが、それは買わずに雨ニモマケズ、風ニモマケズとかかれた小さなこけしを買ってきた。
花巻空港には、松任谷由実の歌「緑の町に舞い降りて」(1979年)がレリーフにして飾られ、そのときの記念式典(2001年4月20日)の様子を報道した新聞記事が展示されていた。この記念式典にはユーミンも参加している。
岩手花巻空港
飛行機から見える花巻周辺の風景は、綺麗に区画された田んぼの中に点在する家々に象徴されるようにのどかな雰囲気のする美しいところだった。1975年、森岡で開催されたコンサートにやってきたユーミンが、心動かされて作った歌が、この「緑の町に舞い降りて」だった。
新聞記事によると空港の職員が、イメージソングにするならこれしかないと提案し、実現したものだった。
空港で、この歌の歌詞を読み、歌を聞きたいと思っていると、かすかにユーミンの歌声が聞こえてきた。氏岡議員と2人で音のするありかを探して空港内を歩き回り、エスカレーターで1階に降りてみた。
歌は、大きなハイビジョンのデジタルテレビから聞こえて来た。そのテレビは、岩手のさまざまな観光スポットを紹介するもので、曲はそのBGMとして映像に重ねて流されていたものだった。
帰りの飛行機の席は窓側だったので、日本の屋根である山脈と山と山の間に点在する家々を眺めていた。静岡あたりでは富士山がクッキリと見えた反対側には、日本アルプスと思われる山々が見えていた。
上空から見ると山脈の起伏が綺麗に浮き彫りになっている。長い風月の中で雨や風に削られた山の姿がよく分かる。
日本のど真ん中には山脈が幾十にも連なって存在し、人々は山と山との間に広がる平野に土地を開いて生活している。山と山との間には、川が流れ、それらの川が平野を作り、人間はこの自然がつくりだした地形のを利用して生活していることがよく分かる。
名古屋方面に来るといくつもの川が合流し、それが非常に広大な平野を作っていた。
知多半島の横に作られた中部国際空港セントレアもくっきり見えたし、知多半島の先の湾もはっきり見えた。昨年、夏に泊まって歩いた海水浴場や湾岸を横断している高速道路も見ることができた。
自分たちが行ったことのあるところを空の上から見るのは楽しかった。
大阪も暖かな日差しの中にあった。
点と点を結ぶだけの視察だったけれど、印象の深い視察になった。
花巻から大阪まで、雲に遮られることなく地上の景色を見ることができたのは、幸運だったと思われる。


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Posted by 東芝 弘明