12月会議が始まった

雑感

まる

9時10分から12月会議が始まった。本日は傍聴者がいなかった。今回の一般質問は13分の11人だった。2日間たっぷりかかることになる。
ぼくの質問は、
(1) 地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域包括支援センターを直営にし、庁内の課と一体のものにしつつ、必要な機構改革を行うことについての提案
(2) 地域おこし協力隊と集落支援員の活用についての提案
の2本だ。大きい質問は地域包括ケアシステムの構築に向けた提案になる。以前も地域包括支援センターを庁内に組み込むことを提案したが、この提案は2回目だ。今回は、前回の提案よりもさらに踏み込んで、機構改革とセットで提案する。

議員になって丸25年がたったので今年の6月会議の一般質問が100回目の質問だった。12月会議の今回の質問が102回目の質問になる。100回の節目のとき、何の感慨もなしに質問したのが少し悔やまれる。
地方議会は、不思議な世界なので、多くの議会では、質問は3回。最初の質問と再質問、再々質問というところが多い。そうなると、当局が綿密な打ち合わせを望み、本番で答弁書を読み上げる。そういう形の議会は、どうしてもセレモニー感が出てくる。議員が質問原稿を読み上げ、当局が答弁を読み上げるので緊張感がなくなる。一問一答形式に移行している議会でも、最初の質問は、質問項目を全部語り、質問を全面展開して答弁をもらうという形の議会もある。一問一答といいながらこういう形になると、やはり当局は答弁書をこしらえる。

かつらぎ町の議会は、完全な一問一答形式を採用し、国会の予算質疑とそっくりなやり取りが展開されている。真剣勝負のような感じになるので、町長の答弁がいい方向に向かうこともある。もちろん、質問は通告制なので、何を質問するのかは事前に明らかにしている。
今回の質問でいえば、機構改革を具体的に提案するので、改革の具体的な姿は、事前に明らかにする。そうしないでいきなり具体的な機構改革を提案し、答弁を求めても「寝耳に水」のような状態になって、いい答弁が出てこない。機構改革の具体的な姿を事前に提示して、きちんと検討ができるようにした上で質問したいと考えている。

最近は、打ち合わせのときに、できるだけこちらの真意が伝わるように努力している。担当者が質問について具体的に考えられるようにした上で、質問に臨みたいと考えている。いわば手の内を全部明らかにした上で、さらに準備をし当局の認識を超えられるような深みのある質問をしたいと考えている。爆弾を用意して破裂させるような質問もあるだろうけれど、具体的に深く検討してもらった上で、真剣なやり取りをする方が面白い。

一問一答形式の質問は、こちらの描く質問に相手を招き入れるような感じ。「どうぞ、私の運行する船にお乗り下さい」というようなものだ。
ブログをほぼ10年近く毎日書いて来たことが、即興でやり取りできる力になっている。文章を書く力が身についてくると、思考を組み立てる力が高まる。そういうところに質問の魅力がある。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明