予算質疑1日目
予算質疑が始まった。今年は、どうも他の議員の質疑が少ない。徹底した多人数の議員による内容の濃い質疑が行われると行政の姿勢を次第に変えることができると思われる。残念。議会の質疑の準備の度合いが行政の質を決める。
今回の準備で役に立ったのは、『議会と自治体』の3月号だった。国による制度の変化を把握して、それにどう対応するのかという点が質疑を深める力になった。掲載された論文は面白くない。読んでいても面白みのない文章は、集中力を失わせる。引き込まれて読むことができず、読むのにかなり手こずった。共産党の国会議員団事務局の方が、役割分担をしながら文章を書いている。書いている方の努力がにじみ出ている。だが、もう少し面白みのある文章を書いていただけたら読むのに苦労しないですむのに、と思ってしまった。書かれている内容に照らし合わせて質疑を準備したので、質疑でも予算の内容に踏み込んだやり取りができたと感じた。
読んだだけで自由自在に町の予算書の内容が分かるということにはならない。論文を横に置いて、書かれていることが一体どういうことなのかを把握して、一つ一つ丁寧に予算書に書き込んで初めて内容の伴うものになる。質疑の準備というのは作業に近い。膨大な時間がかかる。しかし、分かりにくいことにしがみついて、かみ砕いていくと本質が見えてくる。
もう一つは、かつらぎ町の財政的資料が町のホームページに公開されていることが役に立った。Macの中にPDFファイルとして取り込んで行くとファイルを開かないまま内容による検索ができる。キーワード検索を行うと短時間で目的のファイルにアクセスでき、ファイルを開いてさらにキーワード検索をおこなえば、データベースのように目的のページに飛ぶことができる。「主要施策」についても過去の「主要施策」ファイルがPDFで公開されているので辞書のように検索できるので役に立った。
かつらぎ町のように人口減少が続き、活力が失われつつある自治体では、税収の減少と交付税の減少が同時に起こり、基金の取り崩しが前年度より大きくなるという事態になった。和歌山県にアベノミクスはやってこなかったのに、アベノミクスの弊害だけはやってきて、迷惑をかけている。飲み屋のつけが、飲んでもいない実家に回ってくるようなものだ。
今日は娘の大学の発表があり、お昼に良い結果がラインで届いた。合格通知の写真が添付されていた。娘らしい。夜はプチお祝いということで、中華を食べに行った。あのあとはこたつで爆睡してしまった。
娘さん、合格おめでとうございます。
ウチも去年後期合格だったので懐かしい思いでいっぱいです。
ありがとうございます。
ご無沙汰しています。もう何年会っていないのでしょうか。娘は、結局自宅から毎日和歌山市内の大学に通うことになりました。学校の先生になりたいという目標をかなり小さい頃から自分で決めて、自分で門戸を開きました。
後期試験だったのでセンター試験の結果と小論文での受験でした。小論文だったので、ぼくのアドバイスも役に立ったようです。