出初め式と成人式

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出初め式が午前中に行われ、成人式が午後開催された。
朝、寝過ごしたので新聞配達と出初め式への参加で、時間を争うようになってしまった。
会場に着き、開催のホールに飛び込むと、すでに点呼が終了して、まさに開式宣治が行われる2分ほど前だった。
あぶない、セーフ?、アウト?
ま、かろうじて滑り込みセーフなのかも知れない。
これとは逆に成人式の時には、1時間前に会場について、ビラを配って回った。みんな受け取ってくれたので嬉しかった。
「着付けに何時間かかったの?」
「30分です」
「今日は寒いね-」
「寒いです」
「成人式は年度で行われるの?」
「年度って何ですか」
「同級生はみんな、同じ年に成人式をするの?」
「はい、そうです」
こんなやり取りをしていた。
20歳の若者は、総じて真面目な雰囲気をもった人が多い。突っ張っている感じの人は少ない。
女の子は、振り袖姿の人が多く、友だちと会場の前で記念写真を撮っていた。ビラを渡すと爪にカラフルなアートが施されているのが分かる。長い爪に色々な模様が描かれている。
時代の流れの中で、流行というものは面白い。
随分時間が立つと、「えー、そんなことしてたん」というようなものもある。
ネイルアートが今後どうなっていくのか、見守っていくのも面白いかも知れない。
結い上げた頭に開店大売り出しの花輪を付けている女の子は見あたらなかった。付けている花飾りは大きめの人もかなりいたが、今年の流行はシックな感じだった。頭に付ける花飾りは、新装開店の花輪のように。──という「流行」は急速に廃れたようだ。
個人的には嬉しい変化だった。
赤と白の紋付き袴の男の子がいたので、
「スタイリッシュだねえ」
と声をかけると、
「ありがとうございます」
と実に元気な声が返ってきた。
今年のあいさつは、みんな無難なあいさつだった。
配られた1990年と1991年3月までのニュースを見ていると、イラクによるクウェート侵攻とその後発生した湾岸戦争のことが書かれていたり、東西ドイツの統一が実現したことが書かれていた。
もうあれから20年が経つのか。そんな思いがわき上がってくる。
個人的には、あいさつの中に「権利と義務の話」を入れるのは、申し合わせでもして、自粛できないものか、と思っている。みんなで、「絶対に権利と義務の話はしない」というルールをつくって話を組みたてるだけで、話の艶が変わってくると思うのだが、いかがだろうか。
出初め式では、(新年、明けまして)「おめでとうございます」とあいさつし、成人式では、(成人)「おめでとうございます」とあいさつした。
同じ「おめでとうございます」でも、省略された言葉が大きく違っている。
でも、なんだか2つとも新鮮な雰囲気の中でのあいさつだった。


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Posted by 東芝 弘明