書きかけて終わることもある

雑感

今年7月、かつらぎ町議選挙がある。ぼくと宮井議員にとっては8回目の選挙となる。7月になれば、28年議員をさせていただくということになる。こうなってくると議員が人生の中でかなりを占める職業ということになる。
この28年間、住民の方々の願いを掲げて実現を目指してきた。学校給食の実現と国民健康保険の値下げ、ごみ袋の手数料の無料化を掲げたのが30歳の時の公約だった。この中でごみ袋の手数料の値下げだけは実現できなかった。その後、多くの住民要求を実現してこれたと思っているが、28年間は、かつらぎ町にとっては衰退していく歴史だったと言わなければならない。地域の衰退を意識し始めたのは、小泉改革以降だった。
議員になってすぐにバブルが崩壊した。この崩壊以後、日本は、衰退する姿が表に現れてきた。1990年は失われた10年だと言われ、2000年から始まった介護保険、2001年から始まった小泉改革、これらが新しい時代の画期をなした。バブル崩壊後、昔流の公共投資重視の景気対策から新自由主義型の構造改革に舵を切る動きは、構造改革として具体化されたが、その前年の介護保険は、構造改革型の社会制度だった。この制度には、従来の福祉制度にはない考え方が入っていた。所得がどんなになくても介護保険料には減免という考え方がなかった。全ての国民は、サービスを受けたければ介護保険料を払えというのは、福祉を根底から破壊するものだった。

新自由主義を基礎とした構造改革は、この過程ですでに格差と貧困が拡大したことを指摘され、この傾向は2001年から始まったとしても16年間も日本の社会を覆うことになった。今、大企業を中心に景気がいいということになっているが、和歌山県などの景気はよくはならず、年を追うごとに好景気とのギャップを皮膚感覚で感じるようになった。

(テレビの方が面白くなってきたので、ここで書くのを終わる。意識が集中できなくなった。)


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雑感

Posted by 東芝 弘明