同級生に会った

出来事

高田出身の同級生から連絡があったので、愛光園の近くで会った。待っている間、藤谷川を見ていた。
魚が群れをなして泳いでいる。ぼくたちの子ども時代と変わらない川がそこにあった。
空は青かった。この青さはまだ夏のものだと思った。ただ雲の形が秋の雲のようになりつつあった。
トラックが1台、かなりのスピードで通り過ぎると、小さな橋が揺れた。車1台のことで橋がこんなに揺れるとは思っていなかったので少し驚いた。
車がハザードランプを点灯させて寄ってきた。
お互いに年相応になってきているが、すぐに彼だと分かった。
「離れていたら、あかんわ」
車から降りて、「久しぶり」というと彼はそう言った。
お母さんが一人暮らしをしている。
台風21号襲来の時に、家が風の通り道のようになって屋根瓦などが飛んで大分損傷を受けた。
「今から頼んでも直すのは年末ぐらいになるみたいや」
彼はそう言った。
ほんの数分間、話を交わして彼とは別れた。お母さんの一人暮らしの状況は、心配だろう。

ニュースを聞いていると、今年の夏は統計史上いちばん暑い夏となり、さらに最も多く台風が発生した記録と並んだようだ。多くの日本人は、地球温暖化の仕組みは分かっていなくても、気温の上昇によって、台風が数多く発生し、大きな災害を繰り返し日本列島にもたらしていることについて、実感していると思われる。このまま行けば、○○年には、日本の気温は40度を超えるというような指摘もあった。気象庁のグラフを引用しておこう。

グラフには次の解説が添えられている。
「 日本の平均気温は、1898年(明治31年)以降では100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しています。特に、1990年代以降、高温となる年が頻繁にあらわれています。日本の気温上昇が世界の平均に比べて大きいのは、日本が、地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているためと考えられます。
 気温の上昇にともなって、熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上の夜)や猛暑日(1日の最高気温が35℃以上の日)は増え、冬日(1日の最低気温が0℃未満の日)は少なくなっています。
 1日に降る雨の量が100ミリ以上というような大雨の日数は、長期的に増える傾向にあり、地球温暖化が影響している可能性があります。」

100年間で気温はおよそ1.1度上昇しているという。冬の気温が上昇しているのは、生活実感としても感じている。毎年凍っていた池が凍らなくなり、池の上で遊ぶことができなくなったという話もある。


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出来事

Posted by 東芝 弘明