春は家の庭にも空から降りてくる
資料を役場に届けてから会議の準備を始めた。昼から行った会議が終わってから、後援会ニュースを郵便局に持って行った。窓口が閉まるまであと15分という時間だった。かつらぎ中瓶局の駐車場は、一番東側にあり、車が車椅子用の駐車スペースを含め、4台ほど停めるスペースがあるだけ。入り口の駐車場から少し下がったところに集配のトラックターミナルがあり、そこに8台ほど車を停めることのできる駐車場がさらにある。窓口には何人かお客さんがいて、少しだけ順番を待って110通以上ある封筒を窓口に差し出した。
所定の用紙に住所と氏名を書いて差し出すと、細面の男性職員が、1通当たりの金額と枚数を記入してくれた。
「区域内郵便なので11円安くなりますね」
と彼は言い、料金を示した。84×100通よりも少し安い金額になった。配達しようと思っていたが、そういう時間が全然とれなくなったので郵送することにした。
毎週かつらぎ郵便局に行く。日曜版の郵送の手続きもこの局で行っている。顔なじみの常連なので、局員の職員とは気持ちが通じるところがある。ときどき、細面の男性職員は、株の動きを教えてくれる。コロナ禍が広がると外国郵便物の配達に支障が出る。今回はウクライナにロシアが侵略しているので、影響が次第に拡大するだろう。
ここのところ、寒かったり暖かかったりを繰り返している。日差しは春めいてきた。明るい感じがかつらぎの町中にも現れ始めた。自分の家の庭の梅の木もすべて花が咲いた。2階の窓からはこんな感じ。
春は家の庭にも空から降りてくる。
春は地面の中から冬を乗り越えて一斉に歌い出す。