複雑になる社会制度

雑感

9時から今回最終の議会だより編集委員会があった。午前中に終了したので事務所に行った。午後もう一度最終校正に行き、3時30分から相談に立ち会った。ぼくたちと同じ年齢の人の多くが、父母の世代の肉親の介護に向きあいつつある。日本の社会保障制度は、近年極めて複雑になり、介護や福祉を仕事にしていない人にとっては、かなり難しい、理解が簡単にできないものになっている。国民主権の国なのに、どうしてこんなにも複雑な制度になっていくのだろうか。所得の切り分けについても、ショートケーキの層のように何段階にも分かれており、限度額が細かく設定されている。役所に行き、担当者に話を聞かないと本当のことが分からない。

なぜ国民主権の国なのに、と書くかといえば、国民主権の立場に立てば、国民が簡単に理解できる制度にすべきだし、制度は国民にとってアクセスしやすい制度であるべきだと思うからだ。制度が複雑になればなるほど、手続きも細かく細分化してくるのは必然だし、制度の理解ができてない人、理解が難しい人にとっては、アクセスが困難になる。
知識のある人は、制度を利用できるが、知識のない人は制度から遠ざけられてしまう。労働や福祉の制度は、できるだけ分かりやすいものにするとともに、アクセスしやすいものにすることが、国民主権という観点からは求められる。福祉のことは専門的知識をもった人に聞かないと分からないというのは、どう考えてもおかしい。

相談事が終了してから議会事務局に立ち寄り、その後事務所に行って仕事をし帰宅した。8時過ぎに家にたどり着いた。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明