ツケはみんな国民に
今日は曇りという話だったが、ほとんど雨だった。午前は映画、午後は予算質疑の準備。まずは今年度の国家予算についての論文と地方財政計画の論文を読んだ。
国家予算は、消費税増税を織り込んで組まれたもので、交付国債を年金の国庫負担関係で発行し、年金積立金管理運用独立行政法人に引き受けさせて、今年度は基金を取り崩させる、穴埋めは、2014年以降消費税増税によって確保される財源を充てるというようなものまで含まれている。
交付国債は、通常の国債とは区別されるので、「国債発行約44兆円以下」には含まれない。しかも、消費税増税をあてにして、財政を膨らませている。消費税を引き上げたら、所得税と法人税収が激減する可能性が濃厚なので、大変な事態が起こる可能性が強い。
何だか断崖絶壁に向かって全力疾走するような感じだ。
ツケはみんな国民に。利益は巨大な産業に。
末恐ろしい。
今、「たけしのTVタックル」を見ていました。怒りがわいてきますね~
早く解決してほしいですね~
穀田氏のコメントに癒されます。
ケンジさん、コメントありがとうございます。穀田さんを招いての演説会が4月14日に行われます。粉河ふるさとセンターの大ホールで夜7時からです。参加できる地域に住まわれている方であれば、ご参加ください。
日本の国を再建するためには、社会保障の充実が必要不可欠だと思っています。社会保障への支出は、単に財政出動というものでも、バラマキでもなく、国民の中にある格差と貧困を克服する上で決定的な役割を果たす施策です。
もちろん、現在の財政状況では、一度にヨーロッパ並の社会保障を充実できません。現在ある条件下で、社会保障の充実を図るためには、税金の集め方を累進課税を強化しながら直接税中心に切りかえる必要があります。歳出のムダもはぶかなければなりません。消費税増税は必要ありません。そうして、社会保障を充実すれば、税の再配分機能が働いて、格差と貧困の克服に一役買うことができるようになります。
同時に経済の分野でも非正規雇用をなくしたり、最低賃金を引き上げる、中小企業と大企業の関係を対等平等にするなどの民主的な改革をすすめて、国民の所得を引き上げることが必要です。そうすれば、日本経済を立て直すこともできます。
社会保障の再建による改革と経済の再建が実現できれば、社会保障を新たな段階に引き上げることを展望できます。医療費の無料化や介護保険の利用料の無料化、大学に至るまで授業料を無料化すれば、それだけでも、国民の幸福の条件は大きく改善するでしょう。その段階に進むためには、国民が今以上に税金を負担しなければなりません。国民の所得向上こそが日本経済再建のカギを握っています。所得の向上を土台として、応分の税負担を求めるということです。
どこまで行っても消費税の出番はありません。ただ、消費税の5%負担は、かなり長い期間、なくせないということですね。
日本共産党は、時代の節目節目で、抜本的な経済改革の展望を示してきました。財政の悪化が続いてきているので、立て直すのには時間がかかります。経済提言を出すたびに克服すべき問題が、大きくなっています。
消費税の増税が実現すると、日本は深刻な恐慌状態に陥る可能性があります。負の改革が行われると、再建策はより一層大きな困難に直面します。今、日本は大きな曲がり角に立っていると思われます。