韓国への輸出規制って?
ぼくのブログ記事に対して、2人から書き込みがあった。コメントは日本政府による韓国に対する輸出規制だ。
政府は、「韓国側に輸出管理を巡る不適切な事案もあった」としている。まずは、毎日新聞の7月12日の記事を引用しよう。
「経済産業省幹部は『不正輸出の摘発が増えていることは評価できるが、未然に防ぐ体制を整えることが必要』と指摘。兵器開発などに用いられる恐れのある物品を韓国が輸出する際の規制強化を求めていることを明かした。
さらに、輸出業者の虚偽申請などを見逃さずに審査することや、無許可の輸出を阻止する税関の体制整備が必要だと指摘した。日本が韓国に対し、輸出手続きが優遇される『ホワイト国』から除外する手続きを進める背景には、韓国側にこうした輸出管理の脆弱さがあるからだとしている」
こういう脆弱性が「輸出管理を巡る不適切な事案もあった」ことになるのかどうか。どうも違和感が残る。
こういう状況に対して、いきなり輸出規制に踏み切るということについては、意見が分かれるだろう。
これに対して、ぼくのブログへの書き込みでは、
1.韓国へ輸出したフッ化水素の30%が使途不明
2.韓国船が北朝鮮船に「瀬取」をしていた事実がある
3.核兵器製造に必要なフッ化水素が北朝鮮に流れた疑いがある
4.ホワイト国であるにも関わらず3年間に渡り協議に応じない
ことを理由に輸出規制に踏み切ったという指摘があり、「結果、優遇措置の要件を満たないので優遇措置を辞めます。これの何が問題なのですか?」と書かれていた。しかし、日本政府は、こういう見解は示していない。それは毎日新聞の記事にあるとおりだ。
1〜4に示したことが事実であれば、毎日新聞の記事は、こんなトーンにはならない。1〜4の事実が確認できるのであれば、根拠を明らかにして書くべきだろう。
この問題に対する昨日(2019年7月11日の「しんぶん赤旗」の2面の記事を載せておきたい。この記事を丹念に読めば、日本共産党のこの問題に対する見解が分かる。「赤旗」の報道記事に対しては、事実を探究するという点で評価が高い。
まあ~国際政治とか世界経済について極端に弱い赤旗の記事ですので・・・参考にもならない。それと・・・まあいいか・・笑。
東芝さんに世界の歴史を語っても理解できないと思いますが、外交というのは正義が勝つのではありません。国のパワーバランスで決まるのですよ。
それが世界史で証明されている。朝鮮半島の状況なんか、丁度100年前とよく似た感じです。
トリノさんの言説、なかなか根拠のある言い方が出てこなくなっていますね。論拠のない言説では、話し合いがしにくいと思います。世界はパワーバランスで成り立っている側面もありますが、そうでない力も育ってきているのではないですか。核兵器禁止条約が国際法として成立する方向が強まっていますが、アメリカや中国、ロシアに支配されない動きが国際政治で育ってきているのも確かなことです。
そういう動きを見るのも大切だと思います。こういう力は、アメリカがベトナム戦争に敗北して以降、次第に育ってきたものです。第1次世界大戦は、領土の奪い合いの戦争でした。第2次世界大戦は、領土が分割された後に、ファシズム国が世界に対して戦争を仕掛けた結果として引き起こされた戦争でした。第2次世界大戦後、植民地が次々に独立しました。基本的には植民地時代は過去のものになり、宣戦布告による戦争というものは、できなくなりました。世界は、パワーバランスだけで成り立っている訳ではない。ちがった側面も育ちつつある。
こちらの方が、現実に近いのではないでしょうか。
東芝さん、
こちらもご一読下さい。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190716-00057018-jbpressz-int
日韓関係の悪化の原因の1つは
共産党だ!そうです。
そもそも『輸出規制』では、ありません。
優遇措置を辞めた『通常運用』です。
中国、台湾も通常運用。
その時点ですでに偏向した「日本悪し」前提となっていますね。