字間と行間、段間の話

雑感

読者ニュースの紙面レイアウトを変更することにした。6段組を7段組に改め、若干扁平文字を採用する。行間を今まで以上に空けて、文字の流れを今まで以上に分かりやすくする。
字が大きいだけでは、読みやすい紙面にはならない。字間と行間、段間のバランスが微妙に整っていないと紙面は見やすくならない。

町の広報と議会広報は、同じ印刷屋さんでレイアウトが組まれている。町の広報の方は、一段の行数が33行、議会広報は31行になっている。5段組は変わらないし、一行の字数も変わらないが、議会広報の方は、扁平文字を採用しているので、段間が町の広報よりも広い。じっくり見比べていただきたいが、この字間と行間、段間の関係をバランスよく整えることで、紙面はかなり見やすくなる。大きな字を採用しても、何だか読みにくい場合、まず修正すべきなのは行間にあると言っていい。B4で紙面構成を行う場合、両端を1センチ開けると、行数は41行から37行ぐらいの間で決めることになる。もちろん、字のポイントが大きくなれば、行間も狭くなってくるので、行間と字のポイントは密接に関係しあっている。手書きの時代は、レイアウト用紙というものがあって、行間は文字の半分の幅、半行開けることになっていた。今回ぼくが設定した1段の行数は、38行なので行間は半行以上スペースが空いている。

Windowsにおけるメールの文字が読みにくい時代が長かった原因は、行間にあった。行間がほとんど空いていない文章を読むのはしんどい。立てに読めばいいのか、横に読めばいいのか迷ってしまうようなメールは読む気が起こらない。Macは、インターネット上の文字を読みやすくするために、行間問題をよく考えて、ブラウザを組んでいる。画面を見ていてもあまり疲れを感じないのは、この辺のところにある。


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雑感

Posted by 東芝 弘明