3日連続食事会

出来事

土曜日、同級生との飲み会
日曜日、東京在住の弁護士さんとの会席(飲酒なし)
月曜日、大学時代からの友人との会席(飲酒なし)
ということで、3日間、おいしい料理を食べたので、体重が増えているに違いない。
日曜日と月曜日は和歌山市内での夕食となった。
昨日は、会議の後の会席で、今日は和歌山県後期高齢者医療広域連合議会のあとの会席だった。

和歌山駅の近くの地下駐車場に車を入れ、階段を登り地上に出ると風が冷たかった。夕暮れが迫っている。はじめて行くお店だったので、携帯のナビを見ながら広い交差点を渡った。iPhoneを持つ指先が冷たくなった。
楽しい会話になった。
お酒を飲んでも、お酒を飲まなくても、基本的に会話の内容は変わらない。話をしたこともかなり鮮明に覚えている。おそらくは、外で飲むときには、自分の意識を完全には解放しないからだろう。自宅で缶ビールを飲むと350ミリリットル缶で、顔が真っ赤になり、眠たくなって、完全に出来上がってしまうのに。お酒に弱い体質だけど、外で飲むと酩酊するようなことはない。

さて。
ロイネットホテルの大広間に設営された議会は、コの字型に並べられた机に31人の議員の席、正面の左側には当局側の席が設けられ、中央には議長の席、その前に発言席が設けられている。議員の後ろには、傍聴席が2列に並べられていた。
後期高齢者の議会の準備には、ほぼ2日間が必要だった。丹念に会計の流れをおさえ、条例の内容を把握し、質疑を組み立て、討論を準備することを粘り強く行ってはじめて、自分でも納得のいく質疑や討論にになる。
今日の議会には、後期高齢者の医療制度に対して、運動を行っている方々の傍聴や和歌山市の日本共産党市議会議員の傍聴があった。こういう方々の傍聴の中で質疑や討論をさせていただく機会は滅多にないので心強かった。

10分間の休憩中に保守系議員の一人の方が話しかけてきた。
「他にちゃんと財源があれば(保険料を値上げするなということにも)賛成できるのに」
「財政安定化基金の取り崩しだけが財源です」
ぼくはそう答えたが、納得できないという感じだった。
保険料値上げについての質疑が始まり、なぜ財政安定化基金を今回は取り崩さないのかを、共産党の2人の議員で迫っていく。ぼくは、東京都が財政安定化基金を取り崩した例を紹介しながら迫った。値上げ案は、一人当たりの保険料で1556円アップというものだ。
「財政安定化基金を8億円取り崩せば、保険料値上げを抑制できます」
広域連合の事務局はこういう答弁もおこなった。

裁決時、話しかけてきた議員も反対した。質疑で展開した共産党議員2人の話を受けとめてくれた瞬間だった。聞いている人にとって、いったい何が問題であり、どうすれば保険料を抑制できるのかが伝わればいいと思っている。イメージしていた質疑が、ある程度は成功し、聞いている人に伝わったという感じがする。

議会が終わった後、傍聴席を見ると、傍聴していただいた方々の中には笑顔があった。集中して議会準備をしたことが、これらの笑顔につながったようだ。かつらぎ町の議会にも、心の通い合う人たちの傍聴を組織したいな、と思った瞬間だった。

昼の休憩時間、ロイネットホテルから和歌山城を見た。和歌山城は昭和30年代の初め、ぼくが生まれる少し前に、住民による寄附で再建築されたようだ。こんもりした林の上に見える天守閣は、和歌山の象徴的存在になっている。上からホテルの前の道路を見下ろすと人が歩いていた。冷たそうな空気が漂っているように見える。寒い日は、凍りつくような空気が見えるのだろうか。


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出来事

Posted by 東芝 弘明