安倍総理の答弁はオウム返し

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日本共産党の市田忠義書記局長の参議院における代表質問とこれに答えた安倍総理の答弁を読んでいると、安倍さんの答弁が衆議院で答えた答弁を繰り返す、いわばオウム返しになってきていることを感じた。
首相になったらいいたいことも言えず、追及されないように用心に用心を重ねている感じだ。
しかし、小泉さんと比較しても明らかに答弁が後退している。
オオム返しを繰り返しているが、本音は言外に現れる。ということだろうか。
安倍さんがどんな答弁をしたか拾ってみよう。
【過去の戦争に対する認識】

「政治家が歴史の分析や評価を語ることは政治的、外向的な意味をもつという観点から、政治家が特定の歴史観を語ることについては謙虚であるべきだ」
「政府としての認識については、平成7年8月15日及び平成17年8月15日の内閣総理大臣談話に示されてきているとおりである」

自分の言葉では、侵略戦争、植民地支配という言葉を使わない。自分の口では言いたくないということだろう。あの戦争に対し論評しないのは、異常なことだろう。
【靖国神社の歴史観】

(靖国神社が言うように先の戦争をアジア解放の正義の戦争だったという立場にたつのかという問いに、)「靖国神社がご指摘の立場を有するかどうかはわからないが、‥」


靖国神社が積極的に主張している立場に対して「わからない」というのは驚きだ。
【教育論について】
この問題については、市田さんの質問と安倍総理の答弁を少し長いが並べてみたい。

市田:「総理は学校選択制を全国に広げようとしています。東京都ではすでに23区中19区で導入され、その結果、入学者がゼロという小中学校まで生まれています。また、国が監査官を全国に配置して、学校、教師、子どもたちを監視して評価し、問題校は民間に移行させ、国家が問題だと判断した教師はやめさせる、さらに、学校を序列化した上で、国が『いい学校』と考えた学校には予算を分配し、『悪い学校』はつぶす」という指摘に対し、
安倍首相は次のように答弁した。
安倍:「学校同士が切磋琢磨して質の高い教育を実現できるよう外部評価を導入することが必要であると考えている。その上で問題のある学校や教員についてはその再生を図る」


安倍さんは、市田さんの学校教育に関する指摘を否定していない。指摘に対し異論を展開していないところが怖い。しかも、否定しないだけでなく、外部評価の必要性を強調している。市田さんの指摘を認め、さらに必要性を強調しているようにさえ読める。
我々は、極端な右翼思想をもった方を総理大臣としてもつに至った。
首相の言動を多くの人に知らせる必要性を感じる。


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Posted by 東芝 弘明