子どもの未来 2005年1月8日(土) 

雑感

娘は楽しかった幼稚園生活をもうすぐ終えます。3歳の時から3年間通った幼稚園を大好きでした。生きているのが楽しくてという感じを体全体にあふれさせて、笑っている姿を見ていると、生きるってこんなに楽しいんだと思わされます。
幼稚園生活が楽しかった分、小学校への進級になんだか不安があります。もしかしたら、今の輝きを小学校は奪ってしまうのではないかと。

勉強は本来、新しいことを発見する感動にあふれているものなのに、どうもそういうイメージを感じとれない。娘の目の輝きが、年を重ねるにつれて奪われていくのではないかという不安があるのです。
子どもにとって未来が輝いて見えず、社会に閉塞感が蔓延しています。大学を卒業しても多くの若者が就職さえできない社会状況のもとで、「希望」という言葉が空々しく響いているような感じさえしています。
私の中にある勝手な小学校の理想は、学校で勉強をしっかりすれば、みんな勉強が分かり楽しく、学校が終わると無我夢中で遊ぶというものです。私たちの少年時代がそうであったように。

井上陽水に「桜三月散歩道」という歌があります。歌の中にセリフがあり、そこでは、影踏みしながら夕日が落ちるまで遊ぶ情景が描写されています。遊びの中で情感豊かに育つ子ども時代が実現したら、目の輝きも消えることはないだろうに。そんなことを最近はしきりに思います。


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雑感

Posted by 東芝 弘明