予算質疑の準備。明日が本会議

雑感

さて、今日はがんばって予算質疑の準備をしなければならない。どこまで準備ができるのか。かなり心許ない。今までの準備と比べると、今回ほど準備が遅れていることはなかった。質疑の仕方を変えるようにしようと思い始めている。

質疑準備の大変さは、議員になってみないと分からないだろう。日本共産党の国会議員は、テレビ中継の中で見事な質疑を展開している。国会の本当の姿をきちんと知っている人は、日本共産党の質疑の見事さを評価することが多い。与党の議員の質疑が、長い時間を掛けて緊張感もなく行っていることと比べるとその差は大きい。

ぼくたちは地方議員なので、国会議員がどのような形で実際の質問準備をしているのかは知らない。違うのは秘書がいるところにある。自分だけの努力によって質問しているぼくたちと違うのは、質問が複数の人間の協力によって成り立っていることだろう。もちろん、最終的にすべて質問を仕上げるのは議員本人だと思われる。そのようにしないと、自分の質問という形にならないだろう。複数の人間によって作られる質問の醍醐味は、国会議員になってみないと分からないかも知れない。

かつらぎ町は、委員会主義を採用していないので、すべての質疑が本会議で行われる。質疑は3回まで。地方自治体は、この質疑制限があるので質疑が中途半端に終わることが多い。議会だよりに質疑をまとめると、「あれ、ここで終わりかい?」というようなことになる。議会はどうして中途半端なやりとりになるの?という疑問が読んでいる人から出されたこともあった。ここが委員会主義ともちがうところ。地方自治体でも委員会であれば、質疑が終了するまで持ち時間を確保できる。徹底した質疑というのはなかなかできない。当局もこの特徴をよく知っているので、質疑を3回うまくかわせばいいという考え方にもなる。抽象的な答弁にしてしまって本質にたどり着かせないという傾向もあるので、議員の質疑の仕方にも工夫が必要になる。質問する人と逃げる人という構図が存在する。


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雑感

Posted by 東芝 弘明