3月議会が始まりました 2005年3月7日(月)

かつらぎ町議会

今日はいい天気でいたね。放射冷却現象で朝は寒くて、車の窓も凍っていました。
写真は、お昼休みに自宅に資料をとりに戻ったとき、運転しながら撮った国道の写真です。日本晴れのような一日でしたが、議員と町当局の方々は、3階の議場で朝9時20分から午後6時15分まで缶詰状態でした。
条例案が合併という荒波をくぐり抜けたので、増えました。ここ数年、合併のために振り回されていたので、新しい施策に関わるような条例案がほとんど出なくなっていました。3月議会には、あらたな定住促進の条例案や手数料の値上げ案が出されたので、良くも悪くも本来の自治体に戻りつつあるのを感じました。
今日は一日、当局の側からの提案説明ばかりを聞かなければならない日です。議会の初日は、ひたすら当局が読み上げるように説明する提案説明を黙って聞く日ですので、忍耐がいります。笑い声もなく、淡々と説明が続き、時間がゆっくりと過ぎるので、休憩はまだかと思ってしまいます。
少し、居眠りをしてしまいました。(不謹慎ですが居眠りは気持ちいい)
寝ている議員は、かなりいました。課長も目をつぶっている人がいて、気分がいいだろうなと思いました。
町長の所信表明演説は、いつもより分かりやすい内容でした。企画公室に「中学生でも分かる文章を書いて下さいね」といっていたので、効果が上がったのかも知れません。
一般会計予算は75億円。普通建設事業費は、わずか7億9200万円。南町長時代に120億円を超える予算を組んで、普通建設事業費に45億円も計上した時の予算と比べると、まさに様変わりです。土木建築業者がかつらぎ町の事業にしがみついていたら、みんな倒産してしまうような緊縮予算です。地方交付税は、昨年より1億3000万円増え、26億2000万円、臨時財政対策債は、8400万円の減で2億6000万円。差し引き4600万円の増という予算ですが、昨日読んでいた文献によれば、交付税の額はこの予算より増えそうな感じがします。
そうであれば、予定していた財政健全化計画の削減額を緩和できると思います。
今年度の予算は、昨年までの予算とは次元の違う予算となりました。3億5000万円の削減目標は、人件費のカットで2億円、それ以外で1億5000万円ということになりました。事務事業を全面的に見直すという点では、まだまだ本格的なメスが入っていない感じです。
ただし、一律削減の方針は改め、削減ばかりではなく、定住促進とごみ問題でさらなる減量化を目指す施策が具体化されました。一律削減は止めるべきだという指摘と、部署によっては施策の充実や発展、予算の増はありうるというこちらの提案が受け入れられた形です。
Iターンの促進に向けた努力も始めることが所信表明でも明らかにされました。ここでも提案が実りつつあることを感じました。
本当は、財政の「健全化計画」が必要なのではありません。こんな受け身の対応ではなく、求められているのは、自治体の自立をめざす計画です。「健全化計画」を「自立計画」に切り替えるよう頑張らなければと思いました。


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かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明