隔離生活7日目

雑感

6月と7月は選挙で、8月は相談事の処理で走り回っていたらコロナに感染した。というわけで休暇なく海にも行かなかった。旅行には魅力がある。何をするわけでもないけれど、場所を移動して、自分にとって非日常的な空間でちょっとだけ滞在するだけでも脳は活発に活動しはじめる。刺激を強く受ける。それが新しいことへの活力にもなる。

今日で隔離生活も1週間。あと3日間の自宅療養が必要だ。長く退屈ない日々ではなかったのは、2つの講義の準備があったからだ。まだ原稿書きの仕事と議会だよりのラフレイアウト作成の仕事が残っている。自分がジグソーパズルのピースから外れると、どうしてもしていただかないことが発生する。これが長期にわたると、別の人の分担に置き換わっていく。1年もジグソーパズルのピースから外れると、その穴は埋められて、組織は機能するようになる。世の中はそういう風にして成り立っている。

超人的な役割を果たしている人はたくさんいるだろう。しかし、その人の役割を100%担う人は出てこないかも知れないが、必要な部署に必要な人が配置されていく。余人をもって替えがたい人は存在するが、複数の人が描けている点を補っていく。組織にとって、それが発展の契機になることもある。

持続可能な仕組みを構築することを意識しながら、前に進むことが重要だろう。場合によっては、その人を失った組織が、それをきっかけにして崩壊してしまうことはある。組織にとって危機はいつも具体的に存在している。それは、安定しているように見える自治体も同じことだ。うまくいっているように見えて、惰性とマンネリの中で駄目になっている例はたくさんあるだろう。どれだけ、発展と危機とをリアルに捉えて、緊張感をもって手立てを講じていくか。組織の発展は、そういう意識なしにはあり得ない。

自分が療養生活を余儀なくされて、こんなことも考えた。


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雑感

Posted by 東芝 弘明