議会だよりかつらぎの紙面改善

かつらぎ町議会

議会広報編集特別委員会を開催し、3時間フランクな討議をおこなった。主題は、10月24日と25日に東京で研修を受けた内容を踏まえて紙面改善をおこなう点にあった。

この間、全委員の合意を軸に紙面改善をおこなってきたことによって、「議会だよりかつらぎ」は、一定の水準にあると感じている。東京の研修では、はじめて「議会だよりかつらぎ」のクリニックを受けて、いいところと改善すべきところを指摘していただいた。クリニックというのは、全国の議会編集委員が集まった研修で、つくっている議会広報に対して、診察を受けるというものだ。ここがいい、ここがまずいという極めて具体的な指摘を受ける。指摘には遠慮が全くない。今回、わが「議会だより」に対しては、「この見出しでは、どんな記事なのかわからない」とか、「がんばる人のコーナーには見出しがない」、「一般質問にもリードが必要です。一番下にある文章をリードにして、一番上に上げることです」などが指摘された。指摘は、リードと見出し、写真の配置などについて、改善すべきというものだった。見出しは、記事の内容によって付けることが大事だという指摘を受けた。
全国の議員の前で、かなり厳しい指摘を受けるのは勇気がいる。自分たちの編集の弱点が白日の下に晒される。しかし、有意義な機会となることは間違いない。

会議では、紙面改善の考え方について、広報委員会の全議員の一致が必要なので、まずは、認識の統一のためにフリートークをおこなった。このフリートークは、次第に熱っぽくなっていった。そのあと、実際の編集会議の中でその一致点をどうやって具体化するのかというところで議論をおこなった。考え方だけ確認しても、実際の紙面改善にはあまり生きない。大事なのは、編集委員会の会議の中に、紙面改善のための作業を具体的にどう盛り込むかにかかっている。
最終結論は、見出しを改善すること、写真を大きく扱うこと、ページ数は4の倍数(16ページ、20ページ、24ページなど)でおこなうことになった。会議の流れの中で、どう具体化するかという点については、2回目の編集会議のときに質疑の記事の精査と調整、採用する写真の検討、見出しの作成をおこなうことを確認した。
編集会議は、おおむね5回開催される。1回から3回が原稿の精査と調整、修正にあてられる。4回目と5回目は、実際にレイアウトされた紙面にもとづいて最終調整をおこなう。この編集会議のどこをどう改善すれば、実際の紙面改善が図られるのか。会議の議論は最終段階でここに集中した。

今までの2日目の編集会議では、議案の説明の文書を中心に検討をおこなって、午前中に会議を終了していた。次回からは、この2回目の会議の時間を延長して、質疑について取り扱うことになる。このことによって、会議回数を増やさないで紙面改善をおこなう保障ができた。質疑の原稿〆切を2回目の会議までに速めることが確認された。みんなで率直な議論ができれば、いい結果が出る。

実は、今回も委員長であるぼくの方から、会議の真ん中あたりで紙面改善の提案を具体的におこなった。しかし、今回の会議でもぼくの提案は、たたき台の役割を果たしたが、合意には至らなかった。合意に至らない提案は退ける。決して委員長として考え方を押し付けない。
会議で重要なのは、メンバーの提案が具体的に生きるということだ。委員長の考え方をみんなに押し付けることではない。会議は、他人の頭を活用してものを考えるということだ。参加者の脳みそが議論の中で混ぜ合わされて、新しいものが生まれてくれば、会議は成功したと言える。今日の会議は、ぼくが提案した内容をたたき台にして、新しい考え方と具体化が図られた。こういう会議がおこなわれると気持ちがよくなる。


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Posted by 東芝 弘明