象徴天皇制を守れ、憲法9条を守れ

雑感

絶対主義的天皇制の下で行われた侵略戦争の反省の上に立って、象徴天皇制と戦争放棄、国民主権が実現したことをもう少し考えて見たい。天皇の戦争責任を回避するためには、天皇を象徴にして、政治権力から切り離すこと、同時に戦争放棄を実現することが必要だった。しかもこの仕組みをとることによって、政治がどう変化しようとも天皇制が政治とは関係なく存続できるようになった。天皇が政治権力に関わらないという仕組みは、明治以前の天皇の存在に近いということでもあった。
ぼくは、この点を今までほとんど考えたことがない。しかし、「象徴天皇制と戦争放棄」でネット検索してみるとかなりの情報がヒットする。知らなかったというのは、恥ずかしい話なのかも知れない。
マッカーサーが、幣原総理から戦争放棄の話を聞いたとき、次のように答えたという記録がある。
「極東委員会(FEA)では天皇にとって不利な情勢がある。しかし、日本が戦争放棄を世界に宣言すれば天皇制は存続できるであろう」

この歴史の経過を踏まえると、天皇の元首化を求めるのは、非常に大きな間違いになる。天皇は象徴天皇制のままがいい。政治権力を持つべきではない。逆の言い方をすれば、天皇制を守るためには、象徴天皇制と戦争放棄を守る必要があるということだ。
大日本帝国憲法から日本国憲法に変わった歴史を大切にすることが、日本の平和を守ることになる。
天皇の元首化反対、象徴天皇制を守れ、平和を守れ、憲法9条を守れ。
このスローガンは正しい。

雑感

Posted by 東芝 弘明