自民党と社会のずれ

雑感

昨日の朝8時、玉川徹さんがモーニングシューであいさつし、記者として現場から事実を取材して番組に関わっていくことを明らかにした。このあいさつを2回見直した。深く話し合われて潔い決着の付け方をしたと思ったし、その決断を受け止めたいと思ったが、同時に政治の世界については、憤りを感じた。

統一協会と深い関係にあった国会議員は、誰一人国会議員を辞任していない。自民党のかなりの人数が統一協会に汚染されている事実をふまえ、自民党自身が徹底的に調査すべきだし、政府も国会議員の在り方として調査すべきだと思う。その結果、統一協会と自民党が重大な関係にあれば、自由民主党そのものの存在が問われるだろう。社会には厳しい判断や態度を求めつつ、自分たちのように権力を握っている側は、自分たちの力を守ろうとするのは、明らかにおかしい。このおかしさは、社会と大きくずれている。

昨日書いたように「桜を見る会」で安倍さんは国会で118回も虚偽の答弁を行った。事実関係を知っているにもかかわらず、嘘をつき続けたということだ。地方自治体の議会であれば、虚偽答弁118回は首長の辞任につながる。こういう問題が起こり、国会議員を辞任するかどうかまで問題になったのは2020年12月だった。このときに安倍さんを救済したのは多数を占める自民党だった。

統一協会問題と自民党国会議員との関わりを個人の責任問題だとして、結局は「不問」に付すのは、安倍さんのときと同じ態度だと思う。統一協会は、一刻も早く宗教法人として解散すべきだし、さらに自民党との関係を徹底的に明らかにすべきだろう。そうしないと日本の政治は、国民に責任を負うものにならない。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明