小さな珈琲屋さん

雑感

雨の中、日曜版を配りに行った帰り、笠田小学校の南にある小さな珈琲屋さんに立ち寄った。
雨がわりと激しく降っていた。午後から雨が止むという感じではなかった。
このお店はコンテナに内装を施してお店としてつくったもの。濃い灰色のペイントを施したコンテナ店だった。先客の女性が入って左側の入り口のテーブルに座っていた。一番奥に女性がいて、注文を受けてくれた。
「コーヒーを一つ、テイクアウトできますか」
訊ねると3種類のコーヒーのブレンドコーヒーの説明をしてくれた。値段は500円と見せてくれたメニューに書いていた。
この中からAのブレンドを注文した。
待っている間にトレーの上に500円玉を置いた。ドリップ式のコーヒーを淹れてくれている間、店の内装や置かれている焼き菓子などを見回した。
わりと背の低い紙のカップにコーヒーを注いでくれた。カップの円周は、コンビニの紙コップよりもかなり広いので、たっぷりコーヒーが入っていそうな感じだった。

雨の中を車に戻って、駐車場でコーヒーを飲んだ。雨の中にある笠田小学校の校舎を見て、いつもこの校舎の西側の狭い道をほぼ毎朝車で走っているよな、みたいなことをぼんやり考えながらコーヒーを飲んだ。独特な感じの美味しいコーヒーだった。
200円ぐらいの時代から喫茶店でコーヒーを飲んできて、どれぐらいが経つだろうか。もうかれこれ50年近くになりそうだ(まだ50年を超えてはいないけれど)。コーヒー1杯500円という値段は、高いものではない。お店で飲むとそれぐらいはする。いつもコンビニで100円ちょっと、Mサイズで180円というようなものばかり飲んでいるので、500円かと思ったが思い直した。

新しいお店の名前がなかなか覚えられないのは、老化現象かも知れない。最近はスッと読めないお店もある。今日入ったお店も横文字で書かれていた。「何て読むんだろう」と思いつつ、見ているとメニューの中にカタカナでお店の名前が書かれていた。なるほどと思いつつ、お店の外に出て、車に乗り込むとお店の名前が思い出せなかった。まあ、最近はこういうことが多い。

自分の姿形のイメージは、いつの頃の自分なのだろうか。最近鏡を見ると「歳いったよな」みたいな気持ちが立ち上がってくる。自分に対するイメージが、自分の認識とずれているのは、いいことなのか、悪いことなのか。


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雑感

Posted by 東芝 弘明