笠田小学校の運動会
笠田小学校の秋季運動会が、晴天のもと開催された。
ぼくは、2年生の娘の保護者兼町議会議員ということなので来賓の席に座りに行く。
朝、8時過ぎに折りたたみ式のキャンピングテーブルと荷物を運び、もう一度家に戻って、こんどはお昼ご飯のおかずをもってきた。
観覧席に多くの家族が場所をとっている。ビニールのテープでエリアを確保している人や、あらかじめレジャーシートをひいている場合が多い。わが家も、土曜日の1時過ぎに娘と一緒に学校に行ってレジャーシートを設置していた。学校からは「金曜日の4時以降、場所を確保してOK」という連絡が来ていた。土曜日の1時過ぎに行くと、もう最前列はすべて押さえられており、2列目のかろうじて空いているところに設置するのがやっとだった。
折りたたみ式のテーブルを設置し、荷物を置いて来賓席に着いたのが8時45分頃。運動会は9時30秒前（電波時計のなせる技だ。時間がまったく狂いなしに判断できる）に始まった。
ラジオ体操が終わって、子どもたちが退場してからすぐに観覧席のレジャーシートのところに戻った。
本日は、ビールを飲んでゆっくり運動会を見ようと心に決めていた。
朝からビールを飲むのは、秋祭りぐらいしかない。アルコールは、晩酌にコップ1杯飲むかどうか。飲まない日も多いので、まったくお酒には強くない。コップ1杯で顔が真っ赤になる。
今日の運動会は、したがって特別なお酒の日になった。
来賓は祖父母の方々といっしょに玉入れゲームをした。
「東芝君は、よう日に焼けてるなあ」
地元選出の県会議員から声がかかった。
「日焼けではなくビールです」
そういうとまわりから笑いが起こった。
赤い玉を手にとってカゴをめざすが、足下がフワフワする。350ミリリットルの缶ビールを1缶飲んだ影響がてきめんに出ている。
地面に落ちている玉をどちらが先に入れるかというルールの下で、最後の白玉がカゴに入った後、ほんとにタッチの差で最後の赤玉がカゴに入った。ゲームは白組が勝った。
ぼくは、5〜6個はカゴに入れたと思う。アルコールが入っていなかったら、あと2、3個シュートが決まっていたのかも知れない。
「私は白組なのになんでお父さんは紅組なん？。赤組の応援せんといてよ」
運動会が終わると、開口一番娘はふくれていた。
娘は、1・2年生合同のダンス、「キューティーハニー」を元気よく踊っていた。玉入れの競技もあったが、娘の放り投げる玉は真上に上がって、カゴからかなり離れて落ちているように見えた。後で娘に聞くと、「2〜3個は入ったよ」と言った。子どもたちの張り切る姿は、見る人に笑顔をはじけさせる。親と子、保護者同士、子どもの友だちのがんばっている姿を見ていると、幸せな気分になってくる。
今日は子どもたち全員に花マル [emoji:e-460][emoji:e-256][emoji:e-68]
