Macが入院した
Macが入院した。いくらかかるのかという段階になって15110円ぐらいの話になった。うーん高い。でもAppleに送ったら46000円ほどかかると言われたので、こっちの方がいいということになった。早ければ来週の水曜日には直る可能性がある。4つのポートの交換ということになりそうだが、場合によったらロジックボードの交換の可能性がある。そうなったら7万円もかかるそうだ。
こうなった原因は、「マグネット式の接続端子を使ったからですか」と尋ねると「その可能性はありますね」ということだった。電源のポート兼いろいろなものの接続ができるという優れもののUSB-Cのポートだが多機能だけに壊れることもあるということだ。マグネット式の端子なんか使わなければよかったと言っても後の祭りだ。
しかし、今回、事務所に戻ってから古いMacを自分の環境用に作り変えた。作り変えるためにもう一つログインユーザーを管理者として作り、名前をつけて立ち上げた。その次に自分のApple IDでログインした。するとiCloudで管理していたファイルやメモ、連絡帳、メール、写真、カレンダー、iTunes、Safariなどが全部復旧した。なんとiCloudの素晴らしいことよ。あとのファイルは、OneDriveですべて管理していたので、こっちも簡単に復旧できた。しかもキーチェーンもすべて復元されたのでソフト以外ほとんど前の環境になった。こういうやり方なら、タイムマシーンがなくても復旧作業は簡単にできるのかもしれない。
Adobeのソフト関係もAdobe Creative Cloudをインストールして、すべてのソフトをインストールすれば、後は何もしなくてもすべてインストールが完了した。IDを入力する必要さえない。CDやDVDを山のように積み上げて、抜き差ししながら、時には手でIDなどを入力していたことが嘘のようだ。最近のソフトの販売方法が、サブスクリプションという名の年間契約方式に移行して、月単位、もしくは年払いでソフトの利用権を購入するようになって、インストールの仕方が大きく変化してきた。ネット上で契約しているのでソフトのインストールから認証までほとんど操作なしにできるように変化した。
マイクロソフトのOfficeも同じ販売方法に移行している。
Adobeの全製品を毎月5000数百円で購入しているので(高いけど安い)、ソフトは常に最新版だ。以前は1本10万円、8万円、7万円というようなソフトを購入し、しかもバージョンアップのたびに28000円ほどお金が必要だった。こういう販売方法の方が結局は高くついていた。3本ソフトを購入して25万円。年間64000円程度必要になるが、10数本の高額ソフトを自由に使える方法の方がはるかに安い。
今日作った環境は、MacBook Proが直って戻ってきたら、ログイン環境そのものを削除すればいい。iCloudという仕組みを作ったAppleは賢い。Windowsにも、iCloudのような仕組みがあると思われるが、もう少し複雑なのではないだろうか。