チェック機能が問われる問題だった

出来事,かつらぎ町議会

病院に送って付き添う必要があったので、議会には遅刻をすることを連絡していた。出席できたのは10時20分ごろだった。10分ほどで終わり、10時40分から全員協議会が開かれた。議題の中に8月3日に議決した外国人の要人を招いてのモニターツアーが実行できず、違約金などの支払いが生じるという報告があった。

ぼくはこの議案が出されたときに、ヘリコプターを活用し天野で一泊して、次の日には高野山に行く、わずか8人の計画は、住民感情からかけ離れたものだという点を中心にして反対した。

最初からこの事業は内容が充分精査されていないものだった。ヒアリングで問題点を追及すると説明がずれていった。説明のブレは事業の不確かさを物語る。

なぜ事業を断念したのか、経緯を聞きながら頭に浮かんできたのは、「神は細部に宿る」ということ言葉だった。今回の場合の神は疫病神かも知れない。物事の本質は細部に現れるということだ。

議案が提案されるとさまざまな角度から事前調査を行う。もちろんヒアリングは必須。今回の議案で言えば、徹底的に調べれば、進めていい事業でないことは見えてきたと思われる。ことの本質を見抜けない点で、議会におけるチェック機能とは何かが問われる議案だった。


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出来事,かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明