議会だより「かけはし」の到達点
1月31日に静岡県清水町から議会だよりの視察に来てくださるので、準備をした。清水町が作成している議会だよりも全部読んでみた。かつらぎ町の議会だよりは、8年前に矢嶋洋美氏の研修を受けてから、リードと概要(今は内容)を重視するようになった。この提案は7年間守り続けられ、このリードと内容がかつらぎ町の議会だよりの最大の特徴になっている。全国の議会だよりの中で、最も分かりやすい「議会だより」の一つになっているという自負をもっている。この経験は、自分が作るビラにも生きている。
議会における質疑は、事実関係の解明にかなり重点が置かれる。ここを明らかにしないと深い質疑はできない。このような努力が、「内容」に凝縮されて書かれるようになった。それは、編集作業の中での必然だったように思う。議案の内容を「内容」という名のリードで示して書くと、議員の深い質疑が生きる。さらにそこに載せる写真が、記事に深みを与え、グラフや表が記事の内容をさらに深めるようになれば、「読みごたえ」がでてくる。この道をさらに発展させることが「わかりやすさ」につながる。住民のコメントも、記事を豊かにする力になる。
かつらぎ町議会の議会だより「かけはし」は、そういうことを実現している。レイアウトは印刷業者にお任せしている。それを可能にしているのが、記事の文字数を36%に押さえるという点にある。大きな写真、記事、コメント、グラフや表という形で記事を組むとなかなかいい紙面ができる。



