自由な時間の確保のために

雑感

書いたブログをMacでコピーすると、当然のこととしてMacのクリップボードにコピーされる。Macの傍でiPhoneのFacebookを開き、新しい記事の投稿のためにペーストを選ぶと、Macのクリップボードからワンタッチでペーストできた。こんな機能があることを知らなかった。感動した。

WindowsとMacの違いは、こういうところにある。Appleという会社は、MacやiPhoneを作っている。
「MacとiPhoneがあれば、魔法のようなことが数多くできますよ」
これが、Appleからのアナウンスであり、そういうことが数多くできるということを、ぼくも知っている。しかし、まだまだ知らない魔法のようなことがある。

午前中の会議に引き続いて、志位さんの「いま資本論がおもしろい」というオンライン講座があった。予定の時間を超え、午後2時から午後5時30分まで講座が開かれた。ぼくにとっては、大学で1年かけて週1回受けていた講義のダイジェスト版の話を聞くということだった。マルクスの資本主義分析は、資本主義の細胞である商品の分析から始まる。貨幣とは何かを明らかにし、資本主義の富の源泉が商品生産から生まれること、富は社会的な労働時間によって生み出されることを明らかにしつつ、資本主義の搾取の秘密を暴露する。そこから次第に資本主義の現実のメカニズムを一歩一歩解明していく。資本論という論文は、言葉が難しいが、ある意味、詩的な表現に満ちており、一つ一つの命題に込められた内容が濃い。

恥ずかしいことながら、日本語訳でしか資本論を読む力はないが、資本論そのものを読み切ったことがない。そもそも、資本論を読みたいがために、まず哲学のさまざまな命題を自分の身につけたいと思ったのが20歳のとき。そこから自分なりに哲学の本を読みあさり、議員になってからは、この哲学的な基礎力が議員活動に深く生きることを実感してしまい、資本論に戻れないまま、65歳になってしまった。

死ぬまでに資本論を読んで、それを力に生きたい。
志位さんの講座は、そう思わせてくれるものだった。

という良い格好なことを書いてみた。現実には、途中、とくに資本主義の搾取の仕組みのところで熟睡した。週5日日刊紙の配達のために朝4時台か5時台に起きて、赤旗しんぶんをくばる。これを続けていると、毎日5時間ほど寝ると起きてしまうようになった。これが体に悪いと思い始めてきた。老化を促進し、不健康になるリスクを高めていると思い始めている。

週5日の早朝配達から自分を解放することを考えないと、「早く死ぬな」と思い始めている。
体の状態を計測する機会があった。体重が増えて、筋肉量が落ち、体内脂肪の比率が高く「隠れ肥満の状態ですね」ということだった。65歳の平均よりも悪いということだった。

週に2回ほど、ジムに通うことにした。
娘曰く
「日本共産党の職員の働き方は超ブラック。休みもほとんどないし、労働時間も長いし、賃金が安い」
自由な時間が人間の発達の保障という点から言えば、不規則にランダムに、しかも多忙を極めるような形で課題と日程が詰まるなか、自分の体を整えるために時間を確保することが、長く生きる道だと思い始めた。

自由な時間の確保のために、少し努力をしたいと思っている。これは今日の講座から得た一つの収穫でもあった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明