保守と戦後の原点

雑感

午前中は合同街宣。午後は日曜版と後援会ニュースの配達。マックス暑かったので疲れた。

自由民主党がいい意味での保守でなくなったのは、中曽根内閣以後かもしれない。中曽根さんが1980年代に日本を「不沈空母」にすると言い、「戦後政治の総決算」を掲げたのは、日本国憲法を改正し、新しい憲法をつくるという戦略を具体化しようとしたものだった。

戦後の保守本流の中には、日本国憲法第9条を守るという流れが確実に存在した。自由民主党とは、憲法改正を党是とする流れと、憲法9条を守るとする流れが合わさっており、必ずしも憲法改正を積極的に推進するという人々が、首相になってきたものでもなかった。
日本の恒久平和を守ろうとする流れの中に、保守の一つの流れがあり、それは安倍政権以後の極端な右寄りの流れとは違うものだった。

戦後の原点がどこにあるのか。2度と戦争を繰り返さないという思いを共有できる保守の流れというものはあると思っている。この流れは、自民党の中で影を潜めているようだ。しかし、第二次世界大戦に至る日本の歴史的な流れを受け止め、戦争を放棄し天皇を象徴とする戦後の原点を大切にしようとする人々と、日本共産党はかなり深く親和性を持っている。

右も左も、戦後の原点という点で大きな違いはない。それぐらいの大きな合意は形成できると思っている。自民党が右に舵を切って、戦争準備にのめり込んでいる中で、保守の中から戦後の原点を守れという動きが出てもいいのではないかとも思っている。

憲法第9条を守れという世論は相対的には多数を占めている。これは自民党の支持よりもはるかに大きい。自民党の支持者が、自民党の政策の全てに対して、賛成している訳ではない。もちろん、それは他の政党にも言える。

戦後の原点を踏まえ、日本が進むべき道を見据え、21世紀に何を守り受け継いでいくのかというテーマは、社会の変化を緩やかに受け止めて、徐々によりよいものを生み出していくという保守の流れそのものでもある。党派を超えて、こういう冷静な議論が積み重ねられることを望みたい。

戦後の原点、戦争放棄とは何だったのか。国民主権と基本的人権を守るとは一体何なのか。ここから始まる対話を大事にできないものだろうか。

雑感

Posted by 東芝 弘明