物事の本質を見極めるために
安倍さんが「戦争は起こらない」「平和のために、抑止力を高めるために」安全保障法案の成立をめざしている。と言っているので、それを信じているという人は、30数%いると思われる。
安倍さんの発言には注目もしているが、疑問ももっている。
では、どうやって疑問を解決するの?
法律案なら法案そのものを読めばいい。少し難しいが、安全保障法案でいえば、アメリカの後方支援による武器使用、PKO活動や多国籍軍によるPKO的活動での治安活動、駆けつけ警護について書き、さらに任務遂行のための武器使用について書いている。集団的自衛権行使については、武力行使のことが書かれており、しかも最小限度の武力行使という文言はない。
もう一つは、米軍と自衛隊の動き。自衛隊の動きでいえば、小池晃さんが暴露した自衛隊の内部文書が注目に値する。この法案が通ったら、施行期間までに綿密な準備をして、法案の発動のために具体的計画を綿密に立てている。法案の成立は8月だという見通しまでもっている。
いろいろなNewsはあるのだけれど、政治家のいっていることよりも、最も根本的なものがどうなっているのか、分け入って自分でつかむことだ。具体的な事実を把握して、物事を自分の頭で考えること。これが大切だ。自分の頭で考えても、勝手な解釈で判断していると、観念論に陥る。
具体的事実を具体的に追及し、本質をつかむために抽象的思考を活用する。抽象的思考は、物事の本質を把握する武器になるが、それはたえず具体的事実に根を持っていなければならない。