北朝鮮は「必要悪」というのがアメリカの本音だ

出来事

午後から議員研修会。
国際情勢についての話。説得力があったのは、アメリカは、経済的な利害によって動いている国だという話だった。例えば、北朝鮮問題。「アメリカにとっては、北朝鮮が今のような形で存在している方が、アメリカ対日本、アメリカ対韓国にとって有利に働くと見ています」ということだ。北朝鮮が脅威を振りまいていることによって、日本はアメリカからF16(言い間違えかも。日本の場合はF2。値段116億8100万円)などを購入してもらえる。アメリカの空母を日本の要請を受けて日本海に実戦配備のために移動してもらうのにいくらかかるのか。年間の維持管理費が1兆円もかかるのが空母だ。この空母を日本のために動かすとなるとただというわけにはいかない。
世界は、そういう形で動いている。アメリカがシリアに空爆をしたが打ち込んだトマホークは59発だった。1本約1億円、計59億円。しかし、これを打ち込むことによって、アメリカは兵器を購入してもらうことで大もうけしたという。
アメリカは、こういう形で動いている。国際情勢は必ず利害で動く。そこには正義はないという話だった。

北朝鮮が崩壊すれば、韓国と北朝鮮が統一され、やがて8000万人ぐらいの大きな国になる。日本に匹敵するような国が朝鮮半島にできる。北朝鮮が存在するよりも、統一が実現して韓国が大きくなる方が都合が悪い。在韓米軍は撤退しなければならない可能性がある。在日米軍の役割にも変化が起こるということも語られた。
日本の外交は、こういうことを全く考えていないので、ガラパゴス状態になっているというのが、講演の主題だった。

なかなか、面白い見方だ。

夕方は接骨院へ。仁坂知事の行政報告会があったが、腰痛寸前の状態をなくすために治療をしなければ大変なことになるので、参加を見送ってこちらを優先した。


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Posted by 東芝 弘明