救援募金にご協力ください
日本共産党は、全国で救援募金の取り組んでいます。「しんぶん赤旗」は、この救援募金の取り組みについて、3月31日、次のような記事を掲載しました。
2011年3月31日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党に託された救援募金
第１次分 ２億６８００万円 被災地に
日本共産党がよびかけた「東日本大震災救援募金」は全国各地で取り組まれています。
そのなかから、岩手県、宮城県、福島県に各１０００万円を届けたのにつづき、２０市、２０町、７村の合計４７自治体をたずね、第１次分として直接、届けつつあります。
これには志位和夫委員長、市田忠義書記局長、高橋ちづ子衆院議員ら中央・地方の党幹部がその自治体の党議員らとともに参加し、被災のお見舞いや現場の要望を聞き、党の救援活動も伝え、ともに力をあわせて、苦難に立ち向かうことを話しあっています。
義援金は、市町村には、被災の規模に応じて、５００万円と３００万円に分けて届けます。また、義援金の一部は被災地の地方議員や党組織が取り組んでいる救援活動での物資の輸送・確保などにあてられています。総額で２億６８００万円になります。
志位委員長は地震・津波にくわえ、深刻な原発事故被害に直面し、役場ごと埼玉に避難している福島県双葉町の町長をはじめ、飯舘村村長、南相馬市市長や、千葉県旭市市長に義援金を手渡しました。市田書記局長は、村の半数以上が倒壊した長野県栄村の村長を激励しました。
どこでも「心から感謝を申し上げる。復興のために大切に活用させていただきます」「こんなに多額の義援金ありがとうございます。市民のために有効に使います」など、感謝とともに救援・復興への決意がのべられました。
○第１次義援金の対象自治体
岩手県、宮城県、福島県
（青森県）八戸市、階上町、おいらせ町
（岩手県）久慈市、野田村、岩泉町、田野畑村、盛岡市、宮古市、山田町、普代村、洋野町、住田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市
（宮城県）気仙沼市、南三陸町、女川町、石巻市、東松島市、松島町、塩釜市、七ケ浜町、多賀城市、仙台市、名取市、岩沼市、亘理町、山元町
（福島県）新地町、相馬市、南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、葛尾村、川内村、いわき市、飯舘村
（茨城県）北茨城市
（千葉県）旭市
（長野県）栄村
日本共産党は、全国で協力いただいた救援募金を直接被災した自治体に手渡しています。これは、巨大地震に対する緊急の支援として、日本共産党中央委員会が判断しておこなっていることです。
現状のような事態の下で、日本共産党中央委員会が判断して行っていることは、重要な意味をもっていると思います。
通常の義援金は、義援金配分委員会が設立され、この機構で配分方法が決められ、各自治体に配分されるようになるようです。
東日本大震災では、3月30日現在、まだ義援金配分委員会が設置されていないようです。
この件について、毎日新聞は3月30日、次のような記事を配信しています。
国の防災基本計画は、被災した地方公共団体が、赤十字や報道機関などの窓口団体などと配分委員会を組織し、配分を決めると規定している。阪神大震災では、兵庫県と大阪府が連携し、発生１週間後に配分委員会を発足、発生２週間後から全半壊（焼）や死者・行方不明者の家族に１次配分として一律１０万円を渡した。愛知県の義援金もこの配分委員会に集約された。
しかし今回はまだ配分委員会の構成も決まっていない。国は、被害が大きかった岩手、宮城、福島３県に合同委員会設立を求めているが、「建物被害の調査もできず、配分基準を決めるどころではない」（宮城県）のが現状だ。愛知県の担当者は「配分方法は白紙の状態。配分委員会に委ねるのが現実的だが、それもできない」と困惑する。
この記事では、専門家が「国が主導して、早く被災者に配分していくべきだ」と訴えていることも紹介しています。被災した規模の大きさから考えると、国が主導権をもって対応することが重要かも知れません。いずれにしても緊急の対応が求められています。できるだけ早く被災者に義援金を手渡すことが、復興への力になります。また自治体を支えるために使われることも重要だと思われます。
日本共産党は、自治体からの要望も聞いて、政府にも伝えています。被災地には救援のための現地本部を置いて、被災した人々の声を聞きながら救援活動を行っています。福島原発の事故の問題では、志位委員長が現地に行って、自治体の首長や避難している人々から話を聞き、この話を元に要望をまとめ、内閣官房副長官に要望書を手渡して、具体的な対応を求めています。
私が所属している日本共産党紀北地区委員会でも救援募金に取り組み、いろいろな声が集まっています。東日本で被災した知人や親戚の方々があり、「物資を送った」とか被災した状況も伝わってきています。中には、遺産の中から10万円を届けてくれた方や、党議員の同級生が議員に5万円を託してくれた方もいました。紀北地区委員会に寄せられた救援募金は、党中央委員会の救援募金の郵便振替口座に入金することにしています。
多くの人がさまざまな義援金に協力しています。その上さらに日本共産党の救援募金に応じてくださる方々がたくさんいます。
ぼくも「しんぶん赤旗」の集金の中で救援募金のお願いをしました。
「お前の顔を立てて協力するわ」
そう言って「しんぶん赤旗」に折り込んでいた封筒にお金を入れて渡してくれた旦那さんもいました。
救援募金に応じてくださった方々に心から感謝申し上げます。
日本共産党への救援募金の振込先は、次のページで確認できます。ぜひともご協力をお願いいたします。
東日本大震災 救援・復興に全力を
