綺麗な花火が見られました

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ラスト2分、花火が連続して打ち上げられた。何重にも重なる金色の花火の輪、地面にまで響く音。
拍手が会場一杯に広がった。
かつらぎ町の夏まつりの花火は、8時30分から30分間、打ち上げられる。花火の美しさが印象に残る。花火は、音と光りの芸術なのだと感じる。ほんの一瞬の積み重ねに見とれてしまう。花火が上がるたびに、まわりからいろいろな言葉が聞こえてくる。それらの声は、まるで花火と対話しているようだった。
数多くの花火大会の中でも、空に描かれる花火が人々の印象に残る花火大会は少ない。
言葉で美しさは伝わらない。写真に取ることは難しい。映像に残せれば少しは伝わるだろうけれど。それでも、実際の美しさにはかなわない。
どのような組み立てで、花火を見せるのか。ここに花火師の考え方が表れる。
構成の仕方に花火師の意志のようなものを感じる。
今年の花火のテーマは、絆、そして力だと思った。力強く復興を願う、そんな意志が伝わってきた。
花火の美しさは、見た人にしか伝わらない。かつらぎの花火は、交通渋滞が起こる訳ではない小さなまつりの、秘められた美しさなのかも知れない。
あまり多くの人が殺到して、見ることが大変になったら、悲しくなるだろう。
宝物は、大事にとっておきたい気がする。
ただし、ふるさとを離れている友人たちへ。
「出来るなら、一度帰ってきて、この花火だけは見てください」
そんな、メッセージだけは贈りたい。
クッキリ描かれた次の瞬間には消えてしまう花火
それはまるで、人間の思い出のようだ
はっきり見えるのに
捉えることはできない
綺麗に見えたつぎの瞬間には、消えていく花火
それはまるで、人の輝きのようだ
精一杯がんばる姿は
花火のように
鮮やかに
美しい
幾重にも重なりながら消える花火
それはまるで人々の願いのようだ
重なる思いに
鮮やかな印象が深く残る
消えゆくはかない思いでも
重なり合えば、人々の心は動く


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Posted by 東芝 弘明