自分を低くして水を受け入れる

雑感

まわりの季節の変化によって心が動くということが、最近は少なくなっている。結局、忙しい中で心の中に変化を受け入れることが少なくなっているということだろう。イメージは水の流れ。自分を低い位置に置いたら水は自分の方に流れてくる。人との関係でも、自分を低くして相手から放たれてくるエネルギーを受けとめて心を動かすという形を取りたいと思っている。しかし、忙しくなってくると、自分の中から太い矢印が出てきて、相手の思いが胸の中に染み込んでこない。

心をゆったり構えて、相手の気持ちを受けとめて自分を変化させる。相手の思いと自分の思いを混じり合わせる。こういう生き方を心がけたいと思う。そのためには、自分に一定の時間的な余裕や精神的な余裕が必要になる。ときどき、そうなっていない自分を反省して、「自分の中から矢印ばっかりが出ているよ」と思って考え直して、相手の話に耳を傾けるというようにするしかないかな、とも思う。

イメージは、自分を低くして相手から流れてくる水を受け入れるということ。実は、相手の思いを充分に受けとめない人の方が多い。それはみんな忙しいからだろう。じっくり思いを聞いてくれる人がいたら、その人は感謝される。聞いてくれるだけで気持ちがすっきりする。相手の話を深く聞くとかなり微妙な心の機微に触れるところまで入り込んでいく。

相手の思いを深く受けとめることは、相手の思いの中を歩いて行くことになる。人は自分の思いに気がつかないことも多い。他人に話を聞いてもらう中で、人は自分の思いを発見したり出会ったりする。それがまた気持ちのいい発見や出会いになる。相手の話を聞くためには、ゆったりとした心持ちが必要になる。そういうゆったりした感じが相手にも伝わる。


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雑感

Posted by 東芝 弘明