アンケート配布開始 2006年5月21日(土)
夜7時過ぎからアンケートの配布を始めた。
かつらぎ町政に関するアンケートだ。
アンケートは、16年間の議員活動の中で、4年ごとにおこなってきた。
議員の活動は、ひとりよがりではダメだと思っている。
住民の意識や意向、考えていることを把握して、その中から政策を組み立てていかないと「住民こそ政治の主人公」ということにはならない。
全国の自治体には、かなり無惨な自治体というのがある。
むだ遣いの典型のような建物もある。
大阪市の舞洲工場というごみ処理施設もその典型事例だろう。
ぼくは、建設中のこの建物を見たとき、USJの建物の1つだと思ってしまった。
USJは、この舞洲工場の反対側に位置するのを知ったのは、オープンしてからだった。
舞洲工場のことをてっきり遊園地の何かの施設だと思ってしまったのだ。
地方自治体が、住民からかけ離れて施設の建設に走るとき、そこには著しい住民不在が存在する。
自治体の首長の意向というものは絶大なので、とんでもない設計が飛び出してきたりする。
かなり趣味的な場合が多い。
かつらぎ町でもそのような施設はいくつかあった。
お酒の関係の施設と公民館建設の時にはお粗末きわまりなかった。
笠田の公民館の場合は、地元に50人を超える規模で改築委員会が作られて、具体的に改築のイメージをふくらませて要望していたのに、できてきた設計は、その要望の中心点をかなりどぎつく踏みにじるものだった。
当然、設計図を見せてもらった改築委員会は、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論になった。
「根本的にやり直せ」
ぼくはそう主張したが、「タイムスケジュール的にもう間に合いません」
これが、町当局の説明だった。
当時の自治体の責任者が、地元に改築委員会ができたことを不満に思い、地元の要望とは違う建物を建てさせることに執念を燃やしたとしか思えなかった。
改築委員会が作られない場合もある。お酒の関係の施設がそうだった。
議会は最終の意思決定機関なので、議会に上程されたときには、外濠も内堀も埋まっていることが多く、引き返せない場合が多い。
それでも、議員が団結して受け入れを拒否すれば、事態は変わる。
でも、黙って賛成する方々も多いので、原案が無修正のままとおってしまうことがほとんどだ。
「こんなむだ遣い施設はない」
議会ではそう主張した。
建設後、人気のない施設になり、有料だった料金も共産党の提案で無料になり、中に入っている機械も壊れはじめ、壁紙も異様に早くはがれ始め、使い道を考えあぐねているのが現状だ。
建設に反対したからといって、利用形態について反対したから知らないという態度はとらなかった。どうすれば改善できるのかという提案もおこなってきたなかで、人気がないので無料にすべきという主張もおこなった。100かゼロかというような議論はしてこなかったつもりだ。
地方自治体という存在は、住民との間でキャッチボールをおこない、住民が望む方向も良くリサーチして(住民の意向をすべて汲み尽くせないが)、できるだけより良いものを作ることに腐心するところに価値がある。
事業を興すときは最初が肝心。考え方を確立するためには、住民の意向を踏まえて基本的なコンセプトを立て、さらに住民との間で意見を集約することだ。
わが町では、こういう形で建設されたものはない。
笠田にある公民館の場合、上記のようなことができる可能性があった。
住民参加をよかれと思わない最高責任者が改築委員会と対抗したら、こういう施設ができるという例にはなった。
使い勝手の悪い施設は、それでも住民によく利用されている。
最初は、コーラスの練習と移動式の壁で仕切った会議室の併用は可能だという設計屋の話だったが、現実にはうまくいかなかった。コーラスの練習日と会議が重ならないよう工夫して今日に至っている。
共産党が取ろうとしているアンケートは、施設についてのものではない。住民生活や役場にどのような政策を望むのかというものだが、それらに依拠して政策の柱、重点を検討していく作業は面白い。








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