有田川に応援に行った

出来事

「おはようございます」
事務所の中には、黒いダウンジャケットを着た人とセーターを着た人がいた。2人とも男性だった。
有田川の事務所は民家だった。事務所の前についた時の時刻は、午前9時57分だった。1時間30分ほどかかると思って、かつらぎの事務所を、軽のハコバンの宣伝かーに乗って3人で出発したのは9時少し前だった。ちょうど1時間というところだろうか。京奈和から阪和道に入り、有田川をめざした。車はアクセルを踏み込んでも80キロを超えるのがせいぜい。スピードの出ない車だった。行き先は携帯のカーナビが頼りだった。
セーターを着た男性から選挙の状況を聞く。
乗ってきた宣伝カーで街頭宣伝に行く。案内役兼運転手は日本共産党南地区委員会の元地区委員長の正垣さんだった。降るとすれば雪という感じだったが、そんなに寒いとは感じなかった。車から降りて360度体を動かしてまわりを見渡すと低い山に囲まれた平野だった。
「ここは蜜柑が圧倒的に多いですね」
「そうですよ。有田みかんです」
海からはかなり離れているんだという。
「旧吉備町は、新しい住宅とアパートが多くて、子育て世代が増えている町です。清水と金屋は人口が減ってるけどね」
正垣さんは、宣伝カーを運転しながらそう説明した。

産科がなくなって、和歌山市内まで行かないと産婦人科がなく子育て世代には不安が高かった。日本共産党は、住民と一緒にこの地域に産科を。出産に対応できる体制をとってほしいという運動を重ねてきた。その先頭に立っていたのが堀江まちこ議員だった。昨年の12月に有田市民病院に産婦人科医が着任し、今年の2月から分娩もできるようになる。
こういうニュースが伝わっている中での街頭宣伝だった。堀江さんの働きかけは大きかった。

自動販売機の前に立っていた若い男性が宣伝カーに手を振ってくれたり、宣伝カーの前を通り過ぎた若い女性が手を振ってくれた。こういう人に出会うと嬉しくなる。
有田川に行ったメンバーは、阪本久代橋本市議、伊丹俊也九度山町議とぼくの3人。3人はお昼を挟んで4回ずつ街頭宣伝を行った。
人間は、日常と違う行動をすると、記憶が鮮明に残る。4年前は、この旧吉備町の中でビラ配布をした。4年前のその日に配布した地域を記憶していたし、お昼に何を食べたのかも鮮明に覚えていた。今回は、4年前にビラをまいた地域で街頭宣伝とビラ配布を行った。最後にマイクを握ったのはぼくだった。マイクを握って訴えをはじめると雪が降ってきた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明