ブログを書くように演説している

出来事,日本共産党

朝10時から街頭演説に行き、4回演説した。支部の人2人も一緒に参加してくれた。訴えた内容はロシアによるウクライナ侵略にかかわる演説だ。あの戦争は、いろいろなことを考えさせられるものになっている。
訴えの中では、ウクライナの人々に連帯して、人道的な支援を行いつつ、戦争をただちにやめることを求め、国際法違反のロシアの侵略戦争を告発するものになった。戦争の終結は、ロシア軍の撤退以外にない。国際違反のロシアの侵略戦争を糾弾する世論を高め、ロシアの戦争指導者を国際法で処罰し、国連憲章にもとづいて平和を回復することが、戦争を終わらせる道ではないだろうか。
演説のもう一つの目的は、自民党や維新の会、安倍元首相が敵基地攻撃能力を持つことを求め、アメリカの核兵器を共有する議論を始め、そのため5年以内に軍事費をGDP2%まで引き上げることを求めるという、とんでもない議論が起こっていることを伝えることにあった。これらの議論は日本の防衛のために行っているものではない。敵基地攻撃能力は、仮想敵国を想定し、相手国が攻めてこない前に日本がミサイル基地と相手国の中枢部を破壊する(つまりは首都機能を破壊するというもの)ものだ。アメリカの核兵器の共有は、核兵器を米軍基地に配備し、日本の自衛隊基地にも自衛隊の武器として活用するという、それ自体が核兵器の不拡散禁止を求める国際法違反で、日本の非核三原則を踏みにじる憲法違反のとんでもないものだ。演説では、敵基地攻撃能力と核兵器の共有は、いずれもアメリカの戦争に日本が組み込まれ、外国に攻めていくためのものであることを訴えた。

ロシア国民がプーチン大統領に騙されているように、日本国民も日本政府とメディアに騙されている人が増えている。ことの本質を見極めることが大事になっている。

演説では、日本で平和を維持するためには、憲法9条に基づいて平和外交を行い、ASEANのように東アジアでも紛争を戦争にしない話し合いの包括的な国際関係を構築すべきだということも訴えた。
演説は、7月の参議院選挙は、憲法9条を「改正」し、日本がアメリカの戦争に参加することに道を開くのか、それとも憲法9条を守って平和を維持するのか。まさに戦争と平和の問題が正面から問われる選挙になる。ぜひ日本共産党を選んでほしいということで締めくくった。

最近、演説のための原稿は書かない。何にも考えないでマイクを握っている感じがしていた。自分の中でもどうしてこういうことができているのか、少し不思議だった。
「なんで東芝さん、こういうことができるの?」
車の中で2人にそう問われたので、
「文章を書くように演説をしているということだと思う」と答え、はっとした。
そうだ。自分の演説は、ブログを書くのと同じ作業であり、キーボードに向かうのか、それともマイクを握ってしゃべるのか、という違いだけなんだ。
なるほど。これは自分の中での発見だった。

いきなりマイクを握ってしゃべりはじめ、一つの話として終われるのはなぜかという問いに答えが出てきたので、今日の街宣行動は嬉しいものになった。


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出来事,日本共産党

Posted by 東芝 弘明