教員の増員と残業代の支給、請願を審査

雑感

厚生文教常任委員会が開かれた。今日は「学校の業務量に見合った教職員配置と長時間労働を抑制するため教職員に残業代を支給可能とする給特法の改正を求める請願」の審査が行われた。9時からは教育委員会の指導主事に対して、この請願に関わって質疑が行われ、10時からは参考人として来ていただいた和歌山県教職員組合の書記長の川口貴生氏による請願の説明と質疑が行われた。どうして残業代の支給が必要かという点も質問として出された。1.25倍の割増賃金を支払うことが、残業の抑制になり、正規雇用を広げる力になるという説明があり、質問した議員も納得していた。

教員が残業しなくてもいい仕組みを作るためには、教材研究の時間を勤務時間内で確保できるよう抜本的に改善することがどうしても必要だ。かつらぎ町の場合、中学校の先生で週30時間のコマに対し18時間程度、小学校の先生で週29コマに対し23〜25コマの授業を持っているという説明が、教育委員会からあった。中学校の実態は質疑では深まらなかったが、小学校の場合、こんな授業のコマを持っていたら残業がどうしても必要だということは歴然としていた。

かつらぎ町議会の請願審査は、参考人に来ていただいて、委員会の正式な時間の中で説明を受け、質疑を行うことが当たり前のこととなりつつある。今回は、2つの質疑の後、議員による自由討議が行われた。その結果、さらに調査をしようということになり、教員の実際の意見を聞こうとなった。全員、請願には賛成だが、あえて継続審査にして、もう少し調査しようとなった。

他の議会でも、このような審査を行うべきだと思っている。議会の中には、議員間の自由討議が不足している。自由討議を重視していない議会では、議員間の話し合いはほとんどない。特に議案や請願に対する議員間の協議は極めて少ない。ある議会では、休憩を求め、この休憩内で議員間の意見交換が行われるということが、実施されている。これでは正式な発言にはならないし、議事録にも残らない。休憩時間だから実際の議員間の協議時間は短い。

かつらぎ町議会では、自由討議を議論の中に組み込む努力が行われている。自由討議を設定して議論しているときは、自己の意見の訂正、修正、意見を変化させることは自由であり、物事の方向性を出すときにも、意見を柔軟に変化させることを認めている。これは議会のなかにはないこと。こういうところまで自覚して、自由討議を導入することが、住民の利益に繋がると思っている。

今日の委員会における審査は有意義なものになった。

雑感

Posted by 東芝 弘明