議員活動の発展方向
日本共産党の議員団会議に出席した。意見交換をすると、たくさんのヒントがあった。自分たちの頭を使いながら、議案や予算とにらめっこをして、一生懸命判断する努力を共産党の議員は行っている。
これに対し、首長が提出した議案に対して、追認する姿勢の議員はいる。基本的に全部賛成、問題が出てきたらだんまり、意見はいわない。地方自治法は、こういう議員を想定していない。地方自治法以上に積極的な議会の意思を示している基本条例も、こういう議員は想定していない。議案に対し、賛成・反対の態度を決めるだけでなく、問題があれば修正、改善を行うのが議員だという規定が、地方自治法やそれを受けて作られた会議規則には規定されている。もちろん、そのような制度を使い、議員の権限を行使するかどうかは、議員の判断による。
そういう意識をもって議員活動を行っているかどうか。当局の出してくる議案に追随だけしているのは楽。議員の判断はいらなくなる。そういう議員になっているかいないか。そうなってしまっている議員いるとすれば、どうやってそこから脱却するのか。考えてほしい。
首長の提出する議案の中には、間違いもあれば改善すべきこともある。議案は一つの政策的な方向を明確に示している一つの案。よりよいものに改善する道はある。こういう捉え方をして向き合うことが必要だろう。おそらく出発となるのは、自分で調べること、調べて自分で判断すること、それでも分からないのであれば、議員間で討議すること。それを通じて、自分の判断に自信と責任をもつこと。それが必要なのだと思う。
