歴史を切り拓く力

雑感

12月会議が始まった。今回会議が始まる前にぼくの議員歴35年に対する表彰があった。全国の町村でこの秋、表彰されたのは11人らしい。大きな賞状を受け取った。この感謝状は、35年間、選挙に勝ち続けて来られたことに対するものなのかもしれない。感謝すべきなのは、ぼくを支持してくれた有権者の方々だろう。

地域を訪問したときにある年配の男性の人がぼくの姿を見るなり「オレが入れた票は生きとるよ。生きとる」と嬉しそうに言ってくれたことがある。期待を込めて投票してくれた人々が、投票して良かったと思える仕事ができたと言われたことが嬉しかった。30歳で議員になって、ひたすら真剣に取り組んできたが、同時に議員の仕事を楽しませてももらってきた。

住民運動や世論の力が、議員の背中を押して、議員は力を発揮する。同時に物事の道理を真剣に語って、町当局の人々の人の心を動かし、変化を起こしてきた。
「東芝君、今日の一般質問は良かったよ」
学校給食の質問をしたとき、いつも対立しがちの保守系の先輩議員に褒めてもらったこともあった。

質問を気に入った町長が、「もっと詳しく東芝議員に聞いてくれ」と言ってきて、その後わずか半年で実現したのが、古紙の回収システムだった。このときの町長は、ぼくの伊都郡と橋本市の合併で懸念すべき最大の課題は流域下水道問題だという質問を行ったときは、質問の直後に「今日の質問はよく考えななあかん」とみんなに語ったこともあった。
自分の質問によって、要求が実現する瞬間がある。議会での意思決定が、かつらぎ町の歴史に刻印を残す。刻印が残るときは歴史的な瞬間だったとも思う。歴史の最前線で、住民の声を代弁して、変化を生み出す。ここに議員の喜びがあると思う。

映画『タイタニック』で、タイタニック号の帆先に立って、夕日を浴びて、ローズが前で手を水平に広げ、ジャックがローズを後ろから抱き留めるシーンがある。風を受けて前を見る2人は、航海の先にある未来の輝きを見ているようだった。議員が歴史の先頭に立って、道を切り拓くイメージは、映画『タイタニック』のこのシーンと重なる。

共産党の議員の魅力を語って、もう1人、かつらぎ町に共産党の議員の誕生を。

夜、日本共産党への入党のお誘いをした。入ってもらうことはできなかったが、考え方をじっくり聞かせていただけた。話をしに来ていただけて嬉しかった。終わった後、もう少し、背中を押すような話をした方が良かったかなという思いが残った。

雑感

Posted by 東芝 弘明