大竹しのぶさんの『まあいいか』

雑感

赤旗日曜版の2月21日付の1面と2面に大竹しのぶさんのインタビューが掲載されていた。その同じ記事の左上に『まあいいか』という大竹さんのエッセイ本が紹介されていた。記事を全部読んで、この本をAmazonで注文した。
事務所の郵便ポストに本が届いていた。
ハードカバーの体裁なのに本は軟らかい仕様だった。「朝日新聞」の連載コラム「まあいいか」を本にしたものだった。本の帯に笑顔の大竹しのぶさんの切り抜かれた写真がある。「どんなときも前向きに 優しさと温かさに満ちた初エッセイ」という文字が添えられている。

いくつかのエッセイを読み進むと、この本はずっと読んでいたい本になるという気持ちが湧いてきた。大竹しのぶさんという人間が、「私は女優です」というような上から目線も気負いも何も無く、ゆるやかにやさしい出で立ちで立っているような本だった。普通に犬を散歩に連れて歩き、あいさつを交わし、一生懸命に働くガードマンに心を寄せ、舞台を見に来てくれたら喜ぶという女の人が、エッセイの文章の中にいた。平和を願い、沖縄の基地に心を痛める姿もさらりと書いている。

読んでいると涙が出そうになる。赤旗日曜版のインタビューも良かったけれど、赤旗でこのエッセイを紹介してくれていたので出会うことのできた本だった。ちょっとの間だけれどこのエッセイの世界に触れていたい。ぼくがこの本を読んでいると娘が本のカバーを見ていたので、読み終わったら娘に「どうぞ」と差し出してみたい気持ちになっている。

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雑感

Posted by 東芝 弘明