現代史を学ぼう

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明日、学習会の講師をおこなうので、朝から文献をひたすら読みあさった。
時間があれば、本を山積みにして読んできた。
ぼくたちの世代は、日本の現代史をほとんど学んでいない。高校3年生の時、大学受験で日本史を選択したのは50人程度だった。同じ高校の同級生は、300人を超えていたのに。
おそらく、大学で日本史の現代史を習わなかったら、ほとんどの人は、きちんと現代史を習わないで社会に出ていると思われる。
ぼくは、現在50歳。50になる人間の数10%しか現代史を学んだ経験がない国というのは、何だか恐ろしい国だ。
明治維新とは何だったのか。
世界恐慌の中で、日本がどういう進路を選択していったのか。
なぜ、満州事変から太平洋戦争に至る15年戦争が引き起こされてきたのか。
第2次世界大戦の終結と日本国憲法の成立の歴史的な意義とは。
安保反対闘争はどうして起こったのか。
こういう歴史を知らないで、現代を十分理解することはできない。日本社会の特質もアジア関係も日米関係も理解が浅くなってしまう。
日本の危うさは、歴史教育の乏しさに1つの原因がある。こう言っても間違いないだろう。
生きた体験として、明治と大正、昭和初期の時代を語れる人々は、ほとんどいなくなった。明治の体験は、もう生きている日本人の中にはないだろう。大正の体験を語れる人も数少ないだろう。
ほとんどの日本人は、現代に至る歴史をさまざまな資料の中から学ばないと歴史を語れない時代に入っている。このことを自覚して、歴史を学ぶ必要がある。


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Posted by 東芝 弘明