川上村へ電車で行った

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21日(木)と22日(金)、総務産業常任委員会の視察で長野県川上村に行って来た。乗り継いだ電車は7本になった。和歌山のかつらぎ町から名古屋に出るのが、まず随分時間がかかる。
新大阪の駅に着くためには、JR和歌山線、南海高野線、地下鉄御堂筋線と乗り継いで行く必要がある。そこまでで2時間かかる。
今回は、新大阪から名古屋まで新幹線の自由席を活用した。名古屋駅からは、長野行きのしなのに乗り塩尻まで、さらにJR中央本線で小渕沢まで行き、最後にJR小海線というかわいらしい電車に乗って信濃川上駅までというルートだった。
笠田──橋本──難波──新大阪──名古屋──塩尻──小渕沢──信濃川上駅
初日の宿泊先は、この駅の一つ手前の野辺山駅のすぐ近くだった。駅には、牛のマスコットがでんと置かれている。これがなかなか楽しい感じ。かつらぎ町の柿おうじもマスコットとして、飾られたらいいのに(以下は資料映像。まだ雪は降っていない。牛のマスコットは、写真のとおり)。

この野辺山駅は、JRの路線の中で最も高い高原にある駅で標高は1,345.67mもある。日本の鉄道の中の最も標高の高い駅である。
視察では、小渕沢──甲斐小泉──甲斐大泉──清里──野辺山──信濃川上まで電車に乗った。清里と野辺山の途中に最高標高地点1,375mがある。以前行ったことのある黒部ダムのトロリーバスの駅は普通の電車ではないので、比較対象外のようだが、この路線の駅である室堂駅は、標高2,450mもあるようだ。
到着したのが6時前だったので8時間近くかかったことになる。駅に着くとすっかり夜だった。気温が違う。肌寒い。標高が高いので秋の深まりが早いようだ。移動に時間がかかるので、視察は次の日の朝9時からということだった。
ぼくは、本を3冊鞄に入れて持って行った。雑誌経済の11月号、「文章のみがき方」(辰濃 和男著)、「椿山課長の七日間」(浅田次郎著)。この内「文章のみがき方」と「椿山課長の七日間」の2冊は読むことができた。寝ては読み寝ては読みしていると疲れてしまった。
浅田次郎さんの本は、はじめて読んだ。この人の優しさが感じ取れるものだった。「椿山課長の七日間」は、夢中になって読んだという人も多い。ぼくは、ものすごく夢中になったというものではなかったけれど、あの世が面白く描かれていたので、楽しみながら読んでいた。家に帰ってきてから本棚にあった鉄道員(ぽっぽや)を読み始めた。深く取材しているのに、そういうことは一切説明せず、作品の背景に土台としてすわり、そのもとで作品世界が動いている。なかなか鉄道員は、短編のよさがにじみ出ている作品だった。
電車の窓から景色を見ながら、話をしながら、というのが移動の楽しさでもあるけれど、今回は帰り道は本を読みながら帰ってきた。
川上村の視察内容は、また後日書きたい。
文章のみがき方 (岩波新書)/辰濃 和男

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椿山課長の七日間 (朝日文庫)/浅田 次郎

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Posted by 東芝 弘明