議会だより改善プロジェクト
「文章の骨格となる部分から書き出す」という話を聞いた。これをぼくは、「一番書きたいところから書けばいい」と解釈した。
町村議会議長会の広報研修会での前田安正氏の講義だった。
「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった。夜の底が白くなった」
川端康成の雪国のように。書きたいことの中心から書き始める。余計なことは書かない。この文章だけで汽車が夜、走っているのが浮かんでくる。トンネルを抜けると雪景色に変わり、黒い車体の汽車が雪の中を走っていく。
前田氏が行った講義は、「読み手に伝わる文章の書き方」というものだった。氏は校閲の専門家だ。迷ったあげく1冊本を買った。町村議長会の広報研修に参加して、講師の方の本を買うのは、これで4冊目だと思う。長い時間をかけて東京に行き、半日間の講義を受け、印象に残る話であれば本に手を出してきた。
なぜ東京に行くのか。有名な方々の専門的な話を聞ける機会は、そんなに多くない。町村議長会の議会広報研修の楽しみ方、活かし方の一つは、講義をしていただいた方の本を買って読むことにあるのではないか。委員長報告の短い文章を書いていると、このことに気がついた。
話を聞いて感銘したら、講師の本を買って読む。今までもこういうことをして来た。今後はこれをもっと意識的に具体的にしていきたい。
今日事務所に行くと筒井美希さんの本、『なるほどデザイン』が届いていた。読み始めると講義では語られなかったことが書かれていた。にぎやかなレイアウトにする方法や余白の活かし方について、「イイネ」例と「惜しい」例の両方が提示されるている。これは、多くのレイアウト本と同じものだ。しかし、この本は例示だけに留まらないで、「イイネ」例のどこがいいのか、「惜しい」例とどう違うのかが示されているので、分かりやすく記憶に残りやすいものになっている。人気が出た理由はこういうところにあるようだ。センスを磨くためには、論理も必要だということだろう。
今日の議会だより編集委員会で、版下の校閲を行った。あと1回、みんなで校閲を行うと議会だよりは完成する。
編集会議が終わってから他の自治体の広報とかつらぎ町の議会だよりを比べてみた。うちの議会だよりの行をあと2つ削って、1段30行にしてみようと思い立った。もう少し行間を空けた方が見やすくなる。字間と行間と段間、やはりここに読みやすいレイアウトの基本がある。10字×30行×6段で組んで、1ページ1800字、これに対して800字の本文ということにすれば、本文の比率は約45%になる。大きな写真を入れ、見出しを入れれば、割とすっきりした紙面にできるのではないだろうか。
このことを提案したいと思いはじめている。








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