朝まで生テレビと原発事故

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遅ればせながら、福島原発事故についての朝まで生テレビの討論をYouTubeで見た。恐ろしい議論をしていた。津波で原子炉は壊れなかったということを盛んに強調していた。そういう時点での討論だったが、5月14日現在、この映像を見ると、いかに事故を小さく描きたいかという意図を持ったものであることがよくわかる。

これらの方々の発言は、見通しが立たない中で、事故を小さく評価するのは仕方なかったというたぐいのものではない。原A発の事故が起こったとき、ただちに大変で異常な事態が進行中だということを報道していたし、ぼくのような素人でさえ、このBlogで事態の推移を危機感を持って書いていた。このような時点で、朝まで生テレビで、極めて無責任な議論がなされていたことを心底恐ろしいと思う。
討論では、原子炉は壊れていないと語っている。この認識は、事態の推移を全く予測できない方々が、その時点での東電や原子力安全・保安院の会見をたれ流しているだけのものだ。
電源が失われ、冷却水が供給できなくなればどのような事態が発生するのか、これをまったく知らない方々が放言しているだけだろう。
こういう人々が、原発の安全神話をふりまき、推進してきたのだ。
朝まで生テレビが、報道する側として責任を負うのだというのであれば、同じメンバーを集めて、この映像をみなさんに見ていただき、責任あるコメントを求めてほしい。
無責任な発言を影響力のあるテレビでたれ流し、責任を負わなくてもいいというのは、恐ろしい。


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Posted by 東芝 弘明