コーヒーを入れ間違った
水道のビラが完成したので、印刷の発注をかけた。3万枚の発注となった。
お昼の食事が終わってから、急いで娘を粉河駅まで送って行った。帰りにセブンイレブンに立ち寄って、ホットコーヒーを頼んだ。
カップを受け取って、サーバーの機械の蓋を開けて、紙コップをセットしたあと、Lのボタンを押してしまった。
「あっ」
声が出た。
「すいません、Lのボタンを押してしまいました」
ホットのレギュラーが100円でロングが150円、量が全く違う。
「こぼれるかな」
「大丈夫だと思うけど」
ドリップが終わると表面張力で持っているのかと思うぐらいカップの一番上までなみなみとコーヒーが入った。
かなり動揺した。頭に浮かんだのは、ホットと言いながらカフェラテを入れていた人の不正だった。
「すいません、差額のお金払います」
「50円ですね」
そう言われたので50円を財布から出した。
カップを持つとコーヒーがこぼれたので、ロング用のカップをもう一つもらって、店員に渡すと、コーヒーをロングカップに移し替えてくれた。
「どうもすいません」
なかなか、はずかしい状況だった。
たっぷりのコーヒーを飲みながら事務所に戻った。
